自分の手で化粧品をつくりたいという情熱が、
有機化学分野の研究へと進ませた

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高校生のときから、将来は「化粧品を自分の手でつくりたい」という思いが強くありました。そこで、どうすれば化粧品メーカーに就職できるのかを調べた上で、応用化学分野への進学を決めました。 実は高校では化学が苦手でしたが、大学1年次からコツコツと勉強を続け、担当教員や友だちにもよく質問していました。大阪工業大学は教員と学生の距離が近く、どんな質問にも丁寧に対応していただけました。そのように自主的に勉強に取り組んだ結果、上位の成績をおさめることができたのです。授業や実験において基礎から発展までしっかりと知識を習得したうえで、着実にレベルアップすることが可能なところも大阪工業大学の特徴です。

ゼミ選びでは「オープンラボ」という各研究室の紹介や質問ができる機会があり、先生や先輩方のお人柄に触れた上で、選ぶことができました。研究テーマは、「α-シクロデキストリンからなるらせん状超分子構造体の作製」です。シクロデキストリンと呼ばれる環状オリゴ糖は、面白い機能を持った有機材料として知られており、食品、医薬品、化粧品など幅広い分野で利用されています。様々な集合形態をとることが知られていて、形態の違いが何を意味しているのかは未知の段階。これを担当の先生の研究室と、大阪大学大学院工学研究科とで共同研究しています。

内定先は、学校に企業が来られる合同企業説明会でお話しさせていただいた際に、化粧品に深く関わることができそうだと感じたことから決めさせていただきました。将来は、化粧品のなかでもスキンケア商品に興味があるので、美白に利用できる化粧品を開発してみたいです。

大阪工業大学では、部活動・サークルや国際交流なども盛んに行われていますので、充実した日々が送れると思います。授業や実験では大変なこともありますが、その分勉強すればしっかりと評価をしてもらえる大学です。残り少ない高校生活、受験勉強を頑張ってください。応援しています。