3Dプリンタの自動処理の
研究で培った三次元情報処理スキルを
ゲーム業界で生かしたい

profile

中学生の頃からゲーム業界で働くことを目標としており、ゲーム制作に必要な映像処理をはじめとしたメディア処理、AI技術を用いたメディア生成など、人工知能技術からプログラミングまで幅広く学べる本学科を志望しました。印象深いのは3年次のゼミ活動です。CADアプリを1年かけて自分の力で作成したのです。C++言語を駆使して完成させるなかで、自分のプログラミングスキルが大幅に向上しました。また、国際PBLプログラムも忘れられません。タイを訪れ、現地の学生と一緒に、彩度や明度などをスライドバーで調整可能にする画像処理のプログラムをつくりました。グループワークの進め方を学ぶことができ、英語も格段に上達しました。

4年次からは3Dプリンタと三次元情報処理の研究に挑戦しました。具体的には、3Dモデルデータを解析し生成物が自立できるかどうかを自動的に判断し、自立できないと判断した場合は、出力時の密度を変えることで重心の位置を調整して形状を変えずに自立させることを目指しています。自動判定できるようアルゴリズムを考え試行錯誤することで、三次元情報処理のスキルが格段に高まりました。

このように大阪工業大学での学びと得た知識・スキルが、夢だったゲーム業界への扉を開いてくれました。また、本学の研究室に入っていなければ、ゲーム業界に入るという夢は実現できなかったと断言できるほど、先生や先輩方の熱心な指導も大きな力になりました。今後は恩返しの意味も込め、学んだ技術を生かしてゲーム制作に携わっていきたいです。