学科紹介:生命工学科 教員LETTER

分子生体機能学研究室の近況

生命工学科 教授 芦高 恵美子 Emiko ASHITAKA

 2010年4月に大阪工業大学工学部生命工学科に着任してから早9ヶ月が過ぎようとしています。今年度は、生命工学科の生物学、細胞生物学、生物実験や、生体医工学科の生体システム工学などの講義を担当しています。着任当初は大学のシステムに慣れることや講義の準備に慌ただしい日々を過ごしておりましたが、ようやく研究室の研究環境や体制も整い始めています。分子生体機能学研究室では、神経機能の分子基盤を理解することを目的として、分子生物学、細胞工学、遺伝子工学を駆使し、「痛み」を分子レベルから探ることに取り組んでいます。現在、博士課程前期生1名、4回生3名、3回生6名が在籍し、研究とその基盤知識の会得に励んでいます。週1回の研究報告と学術論文紹介、また学生が主体となって「エッセンシャル細胞生物学」や「ワトソン遺伝子の分子生物学」を輪読しています。これまで、痛み研究に関して関西医科大学、大阪医科大学、理化学研究所と、工学的技術を駆使したナノビーズ応用研究では東京工業大学と、電気生理学的解析では岡崎統合バイオサイエンスセンター(生理学研究所)と共同研究も行っています。また、イメージング技術を応用した細胞機能測定について産業技術総合研究所と共同研究を始めます。研究に興味がある方の来室や積極的な輪読への参加を歓迎します。

共焦点レーザー顕微鏡

共焦点レーザー顕微鏡

発光蛍光画像解析装置

発光蛍光画像解析装置


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