学科紹介:環境工学科 教員LETTER

「ごみ供養御美印帖」やってます

環境工学科 准教授 福岡 雅子 Masako FUKUOKA

■御朱印集めや聖地巡礼の流行が拡大中
社寺仏閣での御朱印集めが人気です。書店には御朱印のガイドブックが並んでいて、朱印を出す社寺仏閣だけではなく文具店でも様々なデザインの集印帳が売られています。私自身も社寺仏閣に行けば朱印をいただくことがあります。参拝の記念になり、その場所とのつながりが深まる気がします。
御朱印は社寺仏閣を巡って集めますが、ドラマや映画、漫画やアニメ、それからゲームの舞台やロケ地をファンが訪れる聖地巡礼も流行しています。いくつかの場所を巡ることで、作品の世界観をより深く知ることができるのです。

■御美印帖を作りました
そんなトレンドを参考に、ごみ処理施設をめぐる巡礼の旅をして、その証しとして御朱印ならぬ「御美印」を押印する「ごみ供養御美印帖」プロジェクトを立ち上げました。大阪湾広域臨海環境整備センターの環境保全市民活動等助成を得て、平成30年12月時点で大阪湾フェニックス圏内の10施設に参加していただき、御美印帖や御美印を作りました。そのうち3施設では、イベントでお披露目もしました。

■伝えたいのはごみ供養の心
御美印帖には、ごみ供養五箇条を掲載しました。
 一、いらなくなったモノに敬意を払い、お世話になったことに感謝する
 二、いらないモノを買って捨ててしまったら悔い改める
 三、ごみの来し方行く末を知る
 四、ごみを処理して日々の暮らしを支える
 五、周りの人やごみ処理施設の人と一緒に、ごみを減らす工夫を考える
この気持ちながら、ごみ処理施設でモノと最後の別れをしてもらいたいと思います。

御美印帖の集印ついでに施設を見学し、捨てたごみの行く末を考えて、ものに感謝する機会になれば嬉しいです。ごみ供養御美印帖を日本中のごみ処理施設に広めて、ごみ処理施設のイメージアップにもつながって欲しいですね。

蛇腹折りで雰囲気アップの御美印帖(費用が足りず数部を手作り)

蛇腹折りで雰囲気アップの御美印帖(費用が足りず数部を手作り)

角印のメッセージも大切

角印のメッセージも大切

イベントでの押印風景

イベントでの押印風景


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