デザインと工学の融合で
人々の生活をより豊かに
空間デザイン学科ではデザインの発想から実際のものづくりまでを一貫して学ぶことができました。特に「プロダクトデザイン演習」では、アイデアを形にするプロセスを深く理解できたと感じています。デザインに行き詰まることもありましたが、指導教員が親身にアドバイスをくださり、試行錯誤を重ねながら自分らしいデザインを追究できました。また、ものづくりに必要な環境が整っており、最新の3Dプリンターやレーザーカッターなどの設備を活用し、実際に製品を試作することで、実践的なスキルも身につけることができました。
研究では、スマートフォンと適切な距離を保つために、充電時間を楽しめる新しい体験の創出に取り組みました。具体的には、充電中にのみ発生する磁性によって美しい結晶のような造形が生まれ、スマホを手に取ると崩れてしまう仕組みを開発。このプロダクトの開発には、デザイン力だけでなく、磁力を活用した機構の設計や、複数の歯車を組み合わせた構造の工夫が求められました。理想の形を実現するために、4年間で培ったデザインと工学の知識が役立ったと感じています。
4年間でさまざまなものづくりに挑戦してきましたが、自分の作品を多くの方に評価してもらえたことが、大きな成長につながりました。大阪工業大学では、授業内の発表に加え、オープンキャンパスや新入生ガイダンスなどで自分の作品を紹介する機会があります。こうした場を通じて第三者から意見をもらい、自分の作品を客観的に見つめ直すことで、次の制作に活かすことができました。
内定先には、幼い頃から興味のあったガジェットの企画・開発に携わる企業を選びました。大学で培ったデザイン力、工学の知識、プログラミングスキルを活かし、新しい製品の創出に挑戦したいと考えています。自分がデザインした製品を世界中の人々に届け、日常をより豊かにすることが将来の目標です。
