3D映像技術で
新たな視覚体験を創り出す

profile

IT企業に勤める父の影響で、幼い頃から情報技術に触れる機会が多く、最新のテクノロジーを学べる環境を求めてこの大学を選びました。入学当初は「これだ」と思える分野を見つけられずにいましたが、様々な演習を経験するうちに映像の表示技術に興味を持つように。そんななかで空間映像を扱う現在の研究室に出会えたことは大きな転機になりました。物体を3Dで表示できる技術に大きな可能性と夢を感じ、3D映像を多くの人に体験してもらいたいという思いでこの研究室を選びました。現在、私は空中像をレンズアレイという多数の凸レンズを並べたレンズを通して撮影し、光の反射分布を取得する研究を行っています。車のボディの傷は見る方向によって分かりづらいことがありますが、この技術を応用すれば、色々な角度からの視点情報を含んだ画像を取得できるため、傷を捉えやすくなります。研究を進めるうちに、この分野への関心がさらに高まりました。熱中できることに出会えたのが大学生活で最も良かったことだと感じています。

授業や研究を通じて、知識やスキルはもちろん、他者との関わり方も学ぶことができました。授業ではグループワークの機会が多く、自分とは異なる考え方や意欲を持った人と協力する必要があります。それぞれのモチベーションに合わせた適切な声かけを行うなど、寄り添う姿勢が大切だと実感しました。コミュニケーション能力は課外活動でも育まれたと思います。学園祭実行委員会で広報部門の部門長を務め、同じ部門の仲間たちや多くの企業と関わるなかで、プロジェクトを成功させるための協調性や責任感を養うことができました。

今後も研究室で培った映像技術への興味を活かしていきたいと考えています。内定先の企業では番組制作に携わり、まずは現在使われている技術を学ぶことが目標です。将来的には3D技術を広め、多くの人に驚きと感動を与える体験を提供していきたいです。

TOPへ戻る