6年間で培った技術と積み重ねた経験で
環境に配慮したモノづくりに挑戦する

profile

人力飛行機プロジェクトに憧れて、機械工学科に進学。実際にプロジェクトで活動するなかで、大きく成長できたと感じています。私はプロペラ製作班のリーダーを務め、鳥人間コンテストでの飛行記録更新を目指して独自の単翅プロペラを開発。授業で学んだ知識を活かして振動対策や軽量化、製作精度の向上に努めた結果、2022年の鳥人間コンテストではチーム新記録となる約14kmのフライトに成功し、準優勝を果たしました。さらに、単翅プロペラの技術が評価され、審査員特別賞も受賞。実践で磨いた技術力と問題解決能力が結果につながったこの経験は間違いなくエンジニアとしての大きな自信につながったと考えています。また、入学当初からパイロットを志望し、3年半にわたり毎日トレーニングを実施。院生になってからは後輩パイロットの育成にも尽力し、2023年大会では3位、2024年大会では5位入賞という成果を収めるなど、かけがえのない経験となりました。

また、3年次に履修したPBL科目では、培ったスキルを活かしてチームリーダーとしてホバークラフトの製作に挑戦しました。軽量化をテーマに試行錯誤を重ねた結果、過去最速タイムでゴールに到達し、学科内最優秀賞を受賞。プロジェクト活動を通じて培ったチームマネジメント力や計画的なものづくりの力も発揮することができ、これまでの成長を実感する良い機会になったと思います。

研究では、流体の可視化技術を用いた流速推定手法の開発に取り組みました。既存手法には測定精度や適用範囲に課題があり、それを解決するために新たなアプローチを模索。想定通りの結果が得られず苦悩することもありましたが、指導教員や他コースの学生と協力しながら課題解決に取り組み、圧縮性流れに適応可能な実験装置および流速推定手法の開発に成功しました。この研究を通じて、論理的思考力や粘り強さを身につけることができました。

卒業後は、エネルギー事業を中心とする企業に就職します。大学で培った流体光学や機械工学の知識、プロジェクト活動で鍛えたチームワーク力を活かし、地球環境に配慮した技術開発に貢献していきたいと考えています。

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