サイバーヒューマンシステム研究室
樫原 茂 准教授

ドローンによる捜索活動支援

自己紹介とゼミ生紹介をお願いします


私は情報ネットワーク学科4年の嶋岡玲奈です。周りの人からはよく明るい人だねと言われます。研究室にはユニークな人が多いなと思います。研究のために毎日植物に水をあげながら記録をとっている人がいたり、ガザミ(俗称ワタリガニ)の世話を一心にしている人がいたりと面白いです。


サイバーヒューマンシステム研究室ではこんなことを学んでいます。


AIやIoT、ICT、ドローンなどさまざまな分野の研究をしています。基本的に、私たち学生の興味関心から生まれた疑問を研究材料にして、研究活動を行っています。


私がサイバーヒューマンシステム研究室を選んだ理由


配属前の研究室説明会で、ドローンを用いた人命救助の話を聞きました。私は画像処理とドローン関係の技術に興味があったので、そのどちらもできるという点がこの研究室を選んだ大きなきっかけでした。



研究の紹介


私は現在、映像から人間の姿勢を判定する研究をしています。その応用として、カメラから体の動きを読み取り、その動きに合わせて楽器の音を鳴らして楽しめるAI楽器のようなものを作ってみたいと考えています。そのために、openposeのような体の動きを読み取れるソフトウェアを用いて映像から体を認識させることに挑戦しています。


研究室の雰囲気


基本的には各自で研究室に行き、作業をしていますが、研究が行き詰った時などには研究室内のメンバーと息抜きに雑談したり、他の人の研究内容がどんなものなのか聞いたりしています。聞いた内容の中から新たなアイデアが浮かんだり、アドバイスを貰えることも多々あります。先生やメンバーとの連絡は、主にMicrosoft Teamsを用いています。先生に質問するときなどは直接聞くこともありますが、コロナ禍の時期ではTeams内のチャットでやり取りをしていました。


先生はどんな人?


樫原先生は主体性を大事にしてくれており、私たち学生の意見や思いつきに寄り添ってくれ、突飛なアイデアでも否定することなく笑顔で受け入れてくれる、そんな楽しい先生です。


他にどんな活動をしていますか?


私は普段の研究活動に加えて、学外でビジネスプランコンテストに出場したりしています。自分たちの研究内容を絡めたビジネスが、社会でどのように評価されるのか日々挑戦を続けています。昨年のビジネスプランコンテストでは入賞することができました。今年も連続して賞をとれるように頑張っていきたいです。


大学に入る前にやっておいた方が良かったと思うこと


大学に入る前にやっておいた方がいいことは数学と物理の勉強です。私は高校時代に数学IIIをとっていなかったので、大学に入って1年生の時にある微分方程式などの数学系の授業がとても大変でした。また、周りからは「物理が難しい」という声も聞いていたので、物理も大切だと思います。


学習環境・質問などはしやすいか


研究室内での学習環境は整っていると思います。また、機材がなかったとしてもそれが研究に関連するものなら、先生と相談して機材を買ってもらえたりもするので自由度は高いと思います。質問も直接話すこともできますし、Teamsのチャットでいつでもできます。


大学の授業と高校の授業で異なる事はあるのか


高校の授業と違って、自分で調べながら学ぶ機会が増えたなと思います。高校の授業では、話を聞いてノートをとり、テスト前には学校から出された課題を復習するだけで事足りたと思います。しかし、大学のプログラミングや演習などの授業では、課題に取り組むにあたって授業内で説明されたことだけでなく、Webなどで調べながら進める授業外の学習が多くあります。