最新技術に適応し
得た知見を社会に還元する

profile

この学科を選んだのは、高校生の頃にAI(人工知能)に興味を持ち、AIを扱えるようになりたいと考えたからです。大学では、AIやIoT技術だけでなく、工作や実験を通して知見を広げることができました。特に、デザイン思考を学ぶことで、ユーザーを意識したものづくりの視点を獲得できたと感じています。今では、社会に流通している商品を見て、企画側の意図を考察するようになりました。また、他学科との合同実践演習も強く印象に残っています。チームで知育玩具を制作し、実際に子どもたちに遊んでもらいながらフィードバックを得ることで、ものづくりのやりがいを実感しました。

現在は、テニスサーブのコーチングを行うAIの研究を行っています。動画から関節点を検出し、経験者に近い動きをシミュレートすることで、勘や経験に頼らないスポーツ指導を実現することを目指しています。また、小規模なデータセットでも適切な推論が可能なニューラルネットワークの構築にも挑戦。現在のニューラルネットワークは、大規模なデータが必要ですが、それにかかる時間やコストが膨大であるという課題があります。小規模データで高精度な推論ができる技術は、多くの分野に応用可能であると考えています。

大学院で研究を進めるなかで、自分でも驚くほど成長できたと思います。プログラミング能力はもちろん、機械学習の基礎から最新技術まで幅広く知識を深めることができたのは2年間の経験があったから。また、学会に参加し、自分の意見を発信する方法も修得。学びの機会が豊富にある環境が私の成長を支えてくれました。

今後は、大学で得た知識や技術を社会に活かしていかなければならないと考えています。最新技術を活用した研究開発を続けて、社会に影響を与えられる存在になりたいです。

TOPへ戻る