
基礎から積み上げた技術で、
人に寄り添う製品を開発したい。
一から基礎を学び、身につけた知識を実践の場で確かめられる環境に魅力を感じ、機械工学科を選択。工作機械に触れた経験もありませんでしたが、充実した実験設備と先生方の丁寧な指導のおかげで、着実にスキルを身につけられました。3年次の「開発プロセス発展演習」では、チームで電気自動車の製作に挑戦。図面通りに進まない場面も多くありましたが、仲間と意見を交わしながら改良を重ね、課題を一つずつ乗り越えていきました。この実習を通して、座学で学んだ知識を実際の現象と結びつけて理解する重要性と、ものづくりならではの達成感を実感しました。
研究室では、産業用ミシンの稼働時に発生する騒音を低減するための共同研究に取り組んでいます。工場の作業効率向上に伴いミシンの高速化が進む一方で、騒音は作業者にとって大きなストレスとなっています。こうした背景から、騒音低減は解決が求められる課題であると考え、本研究に携わるようになりました。共同研究であるため、単に数値を下げることが目的ではなく、実際の製品に適用可能な具体策を提案する必要があります。製品開発の視点を意識しながら研究を進める経験は、設計者としての考え方を養う貴重な機会となりました。さらに、研究室の活動を通じて「オトヂカラプロジェクト」にも参加し、野外コンサートにおける音の計測を担当。アーティストが求める音響と、近隣住民の静穏な生活環境を両立させる取り組みに関わることで、自身の研究テーマとは異なる視点から音や工学に向き合うことができました。
将来は、製品をつかう人だけでなく、生産に関わるすべての人に配慮した「人に寄り添う設計開発」ができる技術者を目指しています。内定先の企業においても、共同研究で培った要望を汲み取り、具体的な提案へとつなげる力を活かしながら、社会に貢献していきたいです。
