粘り強く継続する姿勢で、
有機合成研究に挑む。

Profile 株式会社三若純薬研究所 内定 工学部・応用化学科 2026年 3月 卒業 大学院 工学研究科 化学・環境・生命工学専攻 博士前期課程 2026年 3月 修了 東郷 ひなたさん 兵庫県・兵庫県立西脇高等学校 出身

大阪工業大学を志望するうえで大きな決め手となったのは、関西トップクラスの就職率の高さでした。入学当初はコロナ禍の影響でオンライン授業に戸惑うこともありましたが、先生方の手厚い指導に支えられ、安心して学業に取り組むことができました。なかでも特に知識の向上につながったと感じているのが、2年次に履修した「応用化学実験」です。単に実験操作を行うのではなく、事前に反応機構を自ら考察したうえで有機合成に臨む授業スタイルにより、理論と実践が結びつく感覚を強く実感。この経験を通して、有機化学への理解が深まるとともに、実験技術も着実に磨かれていきました。

現在は天然物化学研究室に所属し、食用きのこから抽出されるステロール類の合成研究に取り組んでいます。例えば、アンニンコウというきのこから単離される「gargalol C」をはじめ、食用きのこに含まれるステロール類の中には、骨粗しょう症の予防に有効とされる成分が存在します。これらを人工的に合成することで、天然物の生合成経路を解明し、ステロール類の安定的な供給につなげることが本研究の目標です。約2年半にわたる研究活動は決して順調なものではなく、思い通りの反応が得られず落ち込む日もありました。それでも朝から晩まで実験に向き合い、試行錯誤を重ねた結果、目的とする化合物を合成することができました。この経験を通して、何事にも粘り強く向き合い、日々コツコツと取り組み続ける姿勢が身についたと感じます。

卒業後は、有機合成分野の研究職としてキャリアをスタートさせます。インターンシップを通じて感じた温かい社風のなかで、大学で磨き上げた合成技術を存分に発揮していきたいです。常に新しい知識を吸収し続けながら、企業にとって、そして社会にとって欠かせない研究者となれるよう、研究に真摯に向き合っていきます。

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