
環境課題と向き合い培った力で、
社会インフラを支える。
深刻化する環境問題の解決に貢献できる力を身につけたいと考え、環境工学科へ進学しました。この学科ではCADによる設計から「ジャーテスター」などの専門装置を用いた実験、さらには最新の解析ソフトによるシミュレーションまで、技術者として必要な知識と技術を幅広く学ぶことができます。なかでも「実践環境工学」の授業では、水管の設計から水の流れの可視化、データに基づく再設計までを一連の流れとして経験しました。この試行錯誤を重ねる学びが現在の研究の原点となり、熱エネルギー工学研究室を選択するきっかけにもなりました。
研究室では、異常気象の影響を受けにくい「人工光型植物工場」の効率化をテーマに研究を進めています。工場内の栽培棚では気流が均一に行き渡らず、植物の成長にムラが生じることが課題です。私はPIV解析(粒子画像流速測定法)を用いて棚内部の複雑な気流を可視化し、最適な風の流れを設計するためのシミュレーションモデル構築に取り組んでいます。風向や風速など条件を変えながら実測と解析を繰り返し、モデルとの誤差を埋めていく作業は容易ではありません。それでも、この研究が安定的な食料供給につながると信じ、粘り強く試行錯誤を続けています。
学業以外では、約110名が所属する城北祭実行委員会の委員長を務めた経験が、自身にとって大きな成長の機会となりました。個性豊かなメンバーをまとめるため、一人ひとりと丁寧に向き合い、適材適所の役割分担を意識して運営を行いました。この経験を通して、多様な価値観を尊重しながら組織を統率する力が身についたと感じています。
今後は技術職として、上下水道をはじめとする社会インフラの整備に携わります。大学で培った専門知識と論理的思考力を活かし、人々の「あたりまえの生活」を支える存在として社会に貢献していきます。
