工学的にまちづくりを学び
災害や道路問題の社会課題に挑む

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読書と似た感覚で地図を眺めて育った私は、大学ではインフラについて専門的に学びたいと考え、本学科に進学しました。私たち日本人にとって整っていて当たり前に思われがちな道路や水道などのライフラインですが、災害時などの非常事態のときにその重要性を強く感じます。土木工学を学ぶことは人の命を守ることにつながり、社会に貢献できる学問だと考えました。在学中は座学だけでなく、グループワークやインターンシップを通じて、さまざまな立場や視点から、現状よりもより良いまちづくりの手法について学びました。

そんな私が選んだ研究テーマは、日本全国で問題視されている狭隘(きょうあい。狭いこと。)道路問題です。この研究テーマは、災害に強いまちづくりを行ううえで避けては通れない課題であり、国内外問わず、大規模災害が頻発する昨今においては喫緊に解決すべきものの1つです。そこで私は兵庫県西宮市を対象に、まずは現状のまちの状況を把握し、住環境改善の観点から対応策を検討するための情報収集などを行い、研究を進めました。

内定先の大阪市役所では、研究で培った知見を生かし、災害に強く、快適なまちづくりを推進していきたいと考えています。大阪市を今よりももっと魅力的なまちに、住民が住みやすいまちにしたいと思います。