得点調整

公募制推薦入試および一般入試の独自試験では、得点調整を行い、受験者個々の得点を補正したうえで、高得点順に合格者を決定します。

公募制推薦入試や一般入試前期A日程・B日程・後期D日程の各日程における問題作成にあたっては、難易度が均一になるよう十分に配慮して作成しています。しかし、実際には問題難易度に差が生じ、試験科目によりバラつきが生じる場合があります。

そのため、有利・不利が生じないよう、試験日、試験科目に関わらず、原則として「中央値補正法」を用い、各試験教科の中央値が得点率60%になるよう補正(得点調整)します。

中央値補正法

科目間の点数を調整するための方法です。
各科目の成績順位の中央に位置する人の得点(中央値)が、満点の60%の点数(150点満点の場合は90点)となるように全体を補正するものです。
101人受験した場合、51番目の人の得点が中央値となります。

具体的には次のようになります。

  • 素点

  • 補正点

上の表は、物理の得点が高く、化学の得点が低い例です。

ここで選択した科目によって有利不利が起きないよう、中央値補正法で得点を再計算します。成績順の中央に位置する席次6番目の受験生の得点を90点に補正します。150点と0点は素点のままです。他は、上の数式を当てはめ、補正点を算出します。