学科の特徴

快適・安全・安心な「超スマート社会」の実現に向けた、
高度なシステムを創り出すエンジニアを育成します。

近年のインターネット技術の進展は急激で、あらゆる機器を情報ネットワークでつなげるIoT(Internet of Things)と大量のデータを解析し判断するAI(Artificial Intelligence)の組込みが普及し、自宅やオフィスあるいは移動中に、インターネットを介して様々なシステムが利用できるようになっています。

例えば、車の自動運転システムや自宅の電子機器遠隔操作システム、ネットワーク空間でのコミュニケーションシステムなどがあります。これらのシステムでは、核となる電子デバイスの高機能化とともに情報技術と通信技術の一体化が必要です。
本学科は、電子工学を軸として、通信、情報の各専門分野の要素技術、さらにそれらを有機的に融合しシステムを構築するためのシステム分野までを体系的に学ぶことができます。

システム科学・システム化技術
システム工学、システム設計、システムインテグレーション
システム科学・システム化技術システム科学・システム化技術

研究の充実

  • ◆大規模ハイテク装置を利用した機能性材料の創製やIoTデバイスの開発に関する研究
  • ◆ハードウェアを創ってソフトウェアで賢く制御に関する研究
  • ◆遠隔地に大容量情報を高速に伝える研究
  • ◆オープンイノベーションによるシステム化と社会実装に関する研究
研究の充実

在籍する本学科修士課程学生の半数以上が、国内または海外の国際会議にて英語で発表しています。

抜群の就職率

本学科は高い就職率を保っており、中堅・大企業の内定率も7割を超えています。就職先は多岐にわたり、大手電機・自動車メーカー、大手ゼネコン電気系設備工事関連企業、ソフトウェア関連企業など、幅広い分野で活躍しています。

将来、活躍するフィールド
電気・電子・通信メーカー、
機械系メーカーのエンジニア
電気・通信システム・設備等工事業
ソフトウェア・情報処理・通信関連企業の
システム部門

教育システム

教育プログラム

電子情報システム工学科では、アクティブラーニングやPBLを積極的に授業に取り入れて教育の質向上を図ってきました。以下に学科で実施している取り組みを示します。

  • 成績分布グラフの開示と授業の狙いと成績に対する講評の公表
  • 就職支援のためのOBによる講演会と相談会の実施
  • 成績最優秀者の表彰、卒研審査会における発表優秀者の表彰
  • OBによる授業の実施。専門的知識だけでなく、職業や産業界への視野を広げるための授業を開講し、就職への意識向上を図る。
     実務経験者によるキャリア教育や情報リテラシー、産業界で求められる人材についての知識の取得
     1年次 キャリアデザイン:電機メーカーで人事採用担当や社員教育に務めているOB
     3年次 情報と職業:運輸・物流、弁護士、電機メーカーに務めているOB
  • 卒業研究の中間発表会や卒業研究審査報告会へのOBの参加。卒業審査報告会で、複数の教員による卒業研究の評価
  • 3年生後期の早期に卒業研究の配属を実施し、卒業研究や就職指導だけでなく、修学指導を密接に行い卒業に向けての支援を実施。
  • 達成度確認テストを実施し、主要科目のミニマムリクワイアメントを満たす知識の定着を図っている。
     また勉学意欲を持たせるために、この学力テストの結果を卒研配属の優先順位付けに使用。
  • 学科の教育プログラムと主なイベント
    学科の教育プログラムと主なイベント
    身に付ける力
    • 電子工学を軸として、通信、情報の
      各専門分野とそれらを融合する
      システム分野までを幅広くカバー
    • ハードウエアおよびソフトウエアの知識・
      技術を社会の課題解決へとつなげる力
    • 国際感覚と広い視野をもち、
      超スマート社会に寄与できる技術力

    Flow4年間の学びの流れ

    1年次
    数学や物理などの自然科学をベースとした工学基礎に加えて、「コンピュータ基礎」や「電子情報システム基礎演習」など、超スマート技術の基盤になる科目を学びます。
    2年次
    「電気磁気学」「プログラム演習」など専門的な領域に加えて、「電子情報システム実験」などの実験科目を履修するとともに、システム工学など超スマート社会を実現するための基礎科目を学びます。
    3年次
    認知工学やIoT機器の心臓部となる電子回路の設計・製作、情報ネットワークの構築などを学び、超スマート社会を実現できる専門知識とスキルを身につけます。
    4年次
    「卒業研究」に取り組み、これまで学んできた知識やスキルを体系化し、超スマート社会を創造できる実力を身に付けます。

    教員・研究

    - 教授 -
    − 准教授 −
    講師
    客員教授
    • 教員名
    • Google Scholar
    • 学科ニュース

    ※表示順は50音順

    研究室Voice

    • 5Gのスマートフォンに向けて
      5Gの
      スマートフォンに向けて
      工学部 電子情報システム工学科
      教授 周 虹
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    • モデリングとシステム同定 ---相手の心を知る方法---
      モデリングとシステム同定
      ---相手の心を知る方法---
      工学部 電子情報システム工学科
      教授 奥 宏史
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    • IoT社会を支える新機能材料の創成とセンシングデバイスの開発
      IoT社会を支える
      新機能材料の創成と
      センシングデバイスの開発
      工学部 電子情報システム工学科
      教授 小池 一歩
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    • レーザー技術を支える光学部品の新しい評価方法とは
      レーザー技術を支える
      光学部品の
      新しい評価方法とは
      工学部 電子情報システム工学科
      教授 神村 共住
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    • ニューラルネットワークのイメーシ゛
      汎用型AIって
      知っていますか?
      工学部 電子情報システム工学科
      准教授 藤村 真生
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    • 新型センサの構造
      スマート防災
      で水害対策
      工学部 電子情報システム工学科
      教授 熊本 和夫
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    • RoboCup世界大会優勝ロボットFUHGA3
      生物から学び生物を超える
      ロボットを創り、宇宙開発
      やレスキューに貢献する!
      工学部 電子情報システム工学科
      教授 松野 文俊
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    グローバル活動

    国際ものづくりPBL
    学部2~3年次の学生を対象として、海外(台湾・中国)の学生と混成チームを作り、7~10日間、共通のものづくり課題に取り組む珍しいプログラムです。進行やコミュニケーションや、プレゼンテーションはすべて英語で行われます。

    このプログラムは2013年から継続しておこなわれており、本学科と電気電子システム工学科の合同で毎年20名程度の学生(主に3年次生)が参加しています。海外の協定校の学生と共にチームを作り、ソフトウェア・ハードウェアを完成させます。大阪工業大学は主に移動ロボットの自律制御系の設計を担当し、マイコンプログラムやセンサー作成、モーター制御を行います。

    PBLは、与えられた課題を制限された条件下で取り組むことで、学生の多様な能力(課題解決力、創造性、チームワーク、タイムマネジメント力、コミュニケーション力、リーダーシップなど)を引き出すことを目的としています。特に本プログラムでは、グローバルな交流を通じてPBLの成果を体験し、同時にダイバーシティ(多様性)を感じてもらうことが狙いです。

    就職・進路

    当学科の卒業生はハードもソフトもこなすマルチタレントです。製造業、電気・通信設備工事業、情報通信業、技術商社、サービス業の他、公務員や教員などの幅広い業界にわたって偏りなくバランスよく就職できます。 当学部卒業生のうち、約2割が大学院へ進学しています。
    就職・進路就職・進路
    大学院進学のすすめ
    大学院では、自ら研究課題を見つけて解決する、高度技術者としての能力を養うことができます。毎年、多くの大学院生が国内の学会や海外で開催される国際会議で研究成果を発表し、表彰を受けています。有名大企業への内定率も高く、産業界から高い評価を受けています。 本学科卒業生の多くは「電気電子・機械工学専攻、電気電子工学コース」へ進学します。

    大学院の詳しい紹介はこちら大学院の詳しい紹介はこちら

    卒業生の会

    関連リンク
    • 大阪工業大学
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