教育の特色

知的財産学部では、知的財産の最前線をリアルに感じる実務研修、企業や特許・法律事務所でのインターンシップを通して、企業が直面する課題に触れ、教科書だけではわからない現場の知的財産を学ぶことができます。

少人数制のゼミナール

基礎ゼミナール

知的財産学部では、1年生からゼミに配属され、知的財産学部での学習を指導するだけでなく、生活面での指導も行います。約10名/1ゼミの少人数制でゼミは進められ、きめ細かい指導が実施されています。

展開ゼミナール

2年次では、学生自身の希望に基づきゼミを選択します。2年生ゼミは展開ゼミナールa・bとして前・後期に別れ、専任教員の専門分野に特化した内容で実施されます。法制度・政策・経済学・技術・語学など、学生の学修意欲に沿った綿密な教育環境を提供します。

研究基礎演習・卒研ゼミ

3年次になると研究基礎演習としてゼミに配属され、4年次の卒業研究へと継続してゼミが実施されます。このゼミでは学部教員だけでなく、大学院教員も指導教員となっており、少人数ゼミとして密度の高い研究指導を行います。この時期のゼミでは就職指導も重要な要素であります。指導教員はゼミ生の希望に沿った就職のためにも尽力しますが、少人数ゼミだからできる特徴です。

 他学部受講

知的財産を学ぶ者にとって、技術の理解は大変重要です。知的財産学部は、知的財産の実務に必要な技術関連を、文系の学生にも理解できるよう、分かりやすい技術科目を用意しています。さらに深く学びたい学生のためには、工学系大学に設置されている条件を有効活用し、工学系や情報学部の受講によって理系知識を学習する機会を設けています。

インターンシップ

企業・特許事務所を対象に、実際にその現場へ出向き、仕事を体験する制度です。希望する企業、特許事務所で実際に働くということは、各学生がその進路を決定する上で大変有意義なものです。
下表には5日以上の長期インターンのみを掲載しております。ワンディなど短期などを含めるとその他多数ございます。

  受け入れ先一覧(2019-2021年度)※5日以上のインターンのみ掲載
2021年度 株式会社タダノ、TDK株式会社、柳野国際特許事務所、株式会社ロードカー、株式会社島精機製作所、関西みらい銀行、特許業務法人 いしい特許事務所、ファミリーイナダ株式会社
2020年度 関西みらい銀行、いしい特許事務所、TDK株式会社
2019年度 青山特許事務所、関西みらい銀行、グローリー株式会社、サラヤ株式会社、シスメックス株式会社、いしい特許事務所、株式会社パトライト、富士通株式会社、株式会社正英製作所、柳野国際特許事務所、(株)エスワイシステム、(株)ロードカー、極東開発工業株式会社、化研テック株式会社、株式会社技研製作所、新晃工業株式会社、クラリオン株式会社、近畿経済産業局

PBL(Problem Based Learning)

PBLは、知的財産実務において起こる諸課題を解決するため、自ら課題を発見し、それを解決する能力を身につけるために、3年生で実施する実践的な科目です。座学のみではなく、グループでの演習など、学んだ知識を主体的に活用できる、実践力育成を目指します。
知財学部の幅広い学習範囲に対応するため、コンテンツ知的財産探求、ブランド知的財産探求、特許意匠探求、国際知的財産探求、知的財産経営探求、地域知的財産探求が用意されています。

 海外留学

シリコンバレーでの米国の事務所や企業への短期インターンシップや、台湾短期留学、アジアでの文化体験、中国や韓国での研修、あるいはオーストラリアなどの英語研修などの機会があります。また、来日している海外からの留学生のアシストの機会も豊富にあります。