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  3. 大学概要:カリキュラム・ポリシー(学部)

大学紹介UNIVERSITY INTRODUCTION

カリキュラム・ポリシー(学部)

工学部ディプロマ・ポリシーに掲げた能力を備えた人材を育成するために、以下のような方針に基づいて必要な科目を開設し、学習者が主体的に学修できる科目運営を取り入れるとともに、科目間の連携を高めた体系的カリキュラムを編成する。

  • 1)人文科学、自然科学、情報技術、数理・データサイエンス、経営、知的財産および環境共生などに関する科目によって、技術者に求められる幅広い教養を養う。
  • 2)継続した英語教育によって、英語による基礎的なコミュニケーション能力を養う。
  • 3)必修・選択(選択必修を含む)科目によって、専門分野の広範な知識を体系的に身につける。特に重要な科目については、履修機会を徹底して保証する。
  • 4)実験・実習・探求演習(Project Based Learning、PBL)科目によって、自発的・継続的に学修する能力、理論的思考力ならびにコミュニケーション能力や協働への意識を養う。
  • 5)技術者倫理に関する科目によって、技術者としての使命観ならびに倫理観を養う。
  • 6)学士課程教育の集大成とする卒業研究によって、論文をまとめる理論的思考力、プレゼンテーション能力、コミュニケーション能力など、実践力のある専門的技術者として必要な能力を養う。

都市デザイン工学科ディプロマ・ポリシーに掲げた能力を備えた人材を育成するために、以下のような方針に基づいてカリキュラムを編成する。

  • 1)都市デザイン工学の各領域に共通する教育プログラムを展開する。
  • 2)社会や歴史、環境への理解と創造的な発想にもとづいた都市や地域の空間のデザインおよび社会基盤整備の計画に関する教育プログラムを展開する。
  • 3)構造物の設計に必要な基礎から応用までの構造力学を修得し、橋梁などの構造物の設計、施工に関する教育プログラムを展開する。
  • 4)さまざまな建設材料の基本特性やコンクリート構造の設計に必要な基礎理論の理解と、コンクリート構造の施工、維持管理に関する教育プログラムを展開する。
  • 5)社会基盤施設を支える地盤や土構造物の設計に必要な土質力学と、道路の設計、施工、維持管理ならびに地盤防災に関する教育プログラムを展開する。
  • 6)河川・海岸にかかわる防災、利用、環境のための計画、調査分析、設計、維持管理に関する専門知識と技術を身につけるための教育プログラムを展開する。

建築学科ディプロマ・ポリシーに掲げた能力を備えた人材を育成するために、以下のような方針に基づいてカリキュラムを編成する。

  • 1)基幹科目は、演習を中心とした科目を配して関連する諸分野の知識を統合し、創造的な空間の提案を行なう能力を培う。
  • 2)建築設計・計画分野では、高度な専門知識の基盤を備えるための講義を配し、機能的で美しい建築を計画・設計するための幅広い基礎知識を身につけるとともに、演習科目により自分のアイデアを表現する能力・技術を養う。
  • 3)建築環境工学・設備分野では、高度な専門知識の基盤を備えるための講義・演習の複合型科目を配し、良好な建築環境を創造・維持するための幅広い基礎知識や技術を身につける。
  • 4)構造力学・建築一般構造分野では、高度な専門知識の基盤を備えるための講義や講義・演習の複合型科目を配し、安全な建築構造物を計画・設計するための幅広い基礎知識や技術を身につける。
  • 5)建築材料・生産分野では、高度な専門知識の基盤を備えるための講義や講義・演習の複合型科目を配し、建築の材料や施工法に関する幅広い基礎知識や技術を身につける。
  • 6)共通科目では、高度な専門知識の基盤を備えるための講義を中心として、建築に携わる者が共通して備えるべき幅広い知識や倫理観を身につける。

機械工学科ディプロマ・ポリシーに掲げた能力を備えた人材を育成するために、以下のような方針に基づいてカリキュラムを編成する。なお、学修に際しては、日本技術者教育認定機構が定める国際基準に準拠したカリキュラムから構成される発展コースと、機械工学科の専門性を生かした実践コースのいずれかを選択する。

  • 1)コースごとの基本ポリシーに基づきそれぞれの学修を進める。
    【発展コース】
    • a)専門共通科目では、社会における機械工学の位置付けと機械工学技術の役割を理解し、工学的倫理観を養う。
    • b)機械工学に関する実験・実習では、塑性、切削、鋳造、板金、溶接などの機械工作を体験学習するほか、材料、振動、流体、熱、制御、加工に関する実地課題に取りくみ、座学で学習した専門科目の理解を深める。
    • c)コンピュータを用いた情報演習では、プログラミングを機械工学における主要な問題に適用し、工学上の課題を数値解析的に分析できる能力を育成する。
    • d)デザイン能力を養うための開発プロセス発展演習では、グループで企画・設計・加工・組立て・分解から評価までの一連の機械ものづくりを体得し、豊富な発想力や想像力を養う。
    • e)工学コミュニケーション英語応用では、英語を用いて文化や言語が異なる人々と情報交換できる国際的なコミュニケーションの能力を養う。
    【実践コース】
    • a)専門共通科目では、社会における機械工学の位置付けと機械工学技術の役割を理解し、工学的倫理観を養う。
    • b)機械工学に関する実験・実習では、塑性、切削、鋳造、板金、溶接などの機械工作を体験学習するほか、材料、振動、流体、熱、制御、加工に関する実地課題に取りくみ、座学で学習した専門科目の理解を深める。
    • c)コンピュータを用いた情報演習では、プログラミングを機械工学における主要な問題に適用し、工学上の課題を数値解析的に分析できる能力を育成する。
    • d)機械工学の専門科目である材料力学、機械力学、流体力学、熱工学について、座学で学んだことを演習形式で復習することにより基礎・応用力を強化する。
  • 2)設計・製作分野では、ものづくりに必要な図面を作成する能力を養い、機械要素の強度や機能、選定方法および設計方法にかかる能力を養う。また、機械をつくるための材料、加工、製作、生産技術に関する基礎知識も学習し、CADを体得しコンピュータを利用して効率的に設計する能力を養う。
  • 3)材料力学・機械力学分野では、機械構造物の設計・開発に必要な専門知識として、部材に作用する力や変形を明らかにし、適切な形状や寸法を定める能力を養う。また、運動と力の関係を学び、機械の運転に伴う振動現象を解析する能力を養う。
  • 4)熱・流体分野では、エンジン、ボイラ、ターボ機械などのエネルギー機器や、流体が性能に大きく関与する飛行機、自動車など輸送機械の設計・開発に必要な専門知識として熱・流体現象を定式化する能力を養う。熱と流れの基礎理論を学び、サイクルの熱効率、仕事量、伝熱量、管内流れのエネルギー損失や物体に作用する流体力などを計算する能力を養う。また、エンジン、ターボ機械の作動原理、設計方法、問題点とその対策について考える力を養う。
  • 5)計測・制御分野では、機械の性能や完成度を決定づける「ものを測って動かす」ための分野横断的かつ基幹的な学問分野を学習し、計測、制御、メカトロニクス、電気回路、ロボットの諸概念や基礎的な考え方を理解した上で、様々な現象を把握して機械をシステムとして捉えて解析し、目的を達成する制御系を設計する能力を養う。

電気電子システム工学科ディプロマ・ポリシーに掲げた能力を備えた人材を育成するために、以下のような方針に基づいてカリキュラムを編成する。

  • 1)電気電子システム工学が社会で果たす役割を認識し、サイエンスと関連づけながら電磁気学などの必要な基礎知識を身につける。
  • 2)学んだ知識を実験・演習を通じて補完し、社会に出たときに活用できる、より実践的な能力を養う。
  • 3)電気電子システム工学科の基礎として電気電子回路についての基礎知識を身につける。
  • 4)電気を利用するために必要な材料やデバイスに関する知識を学び、他分野との関連性を意識できる応用力を獲得する。
  • 5)電気をエネルギーとして活用するための発生から利用に関する知識を学び、他分野へ発展する応用力を獲得する。
  • 6)電気電子分野に関わる制御や情報、通信の基本的な原理と応用に関する知識を学び、他分野と連携する応用力を獲得する。

電子情報システム工学科ディプロマ・ポリシーに掲げた能力を備えた人材を育成するために、以下のような方針に基づいてカリキュラムを編成する。

  • 1)電子、情報、通信の基礎となる物理量、数式、用語について習熟し、協働作業を通じて問題解決能力とコミュニケーション能力を高めるとともに、コンピュータの仕組みと電気信号の扱い方を学び、その活用法を身に付け、電子、情報、通信分野の基本的なシステムの構築ができる能力を養う。またチームワークで課題を解決し、その過程と結果をまとめることができる、論理的思考能力とプレゼンテーション能力ならびにコミュニケーション能力を養う。
  • 2)技術者倫理と国際社会について考え、技術者の役割を自覚して社会に貢献できる意識や力を養う。
  • 3)電子・光工学の基礎となる材料物性と電子・光デバイスに関する知識を身につけ、それらを組み合わせた電子回路の知識と設計手法を学ぶことで、実用のシステムへ応用するための知識と能力を身につける。
  • 4)現代において、身の回りにあるさまざまな装置、機器、組織、制度、方式は多様な機能要素の有効な組み合わせで作られたシステムである。昨今の複雑で困難な数々の問題解決にはシステム化技術が必須であり、それはシステム思考、システム構築、システム運用からなる。システム分野ではシステムの分析、設計、評価に必要不可欠な理論と技術を学ぶ。
  • 5)情報通信に不可欠な数学的知識や電子機器の機能を関連付け、ディジタルデータを効果的に扱うことができるハードウエアとソフトウエアが融合した情報システム、及び情報を伝達する通信システムに関する知識を学び、習得した知識を実用システムの利用と開発に応用する能力を養う。

応用化学科ディプロマ・ポリシーに掲げた能力を備えた人材を育成するために、以下のような方針に基づいてカリキュラムを編成する。

  • 1)必修講義科目によって、化学技術に関する基礎知識と思考法および方法論を理解する能力を養う。
  • 2)実験や演習(PBL)科目によって、化学技術者としての基礎学力と実践力を体系的に身につけ、様々な課題に対して積極的に挑戦し、他者と協働して解決できる能力を養う。
  • 3)基幹および総合化学分野の選択科目によって、化学物質の取り扱いに関する知識や技術を身につけ、化学物質の有する機能・有用性を理解し、内包している危険性を認識できる能力を養う。
  • 4)総合化学分野の選択科目によって、化学分野で必要となる信頼できる情報を収集する能力や一般社会に発信する能力を養う。
  • 5)創成材料化学および環境生命化学分野の選択科目によって、持続的な社会を実現するために必要な地球環境に配慮した化学技術に関する教養ならびに化学技術者としての使命観や倫理観を養う。
  • 6)創成材料化学分野の選択科目によって、新エネルギーを創出し生活を豊かにする新しい材料を設計・開発する基盤技術に関する教養ならびに思考能力を養う。
  • 7)環境生命化学分野の選択科目によって、環境、生命、健康および食品が化学技術と深く関わっていることを理解し、新しい技術・製品を創出するために必要な応用展開力を養う。
  • 8)卒業研究によって、学修した基礎学力を未知の課題解決に導く応用展開力を養うとともに、論文をまとめる論理的思考力、プレゼンテーション能力、およびコミュニケーション能力を養う。

環境工学科ディプロマ・ポリシーに掲げた能力を備えた人材を育成するために、以下のような方針に基づいてカリキュラムを編成する。

  • 1)基幹科目では、低年次で環境問題を定量的に分析する力、環境とエネルギーの諸問題に関わる実践的な実験と解析の技能を身につける。高年次では環境とエネルギー分野の専門的技術者として実験、調査、計画、設計を実践し、問題解決に導く力を身につける。
  • 2)資源・エネルギー分野では、低年次で資源エネルギーについての知識を幅広く養い、環境施設の設計と運転に必要なエネルギー制御や資源サイクルの新技術に対応できる力を身につける。高年次では習得した知識と技術を、資源循環やエネルギー変換、熱エネルギー制御に応用する工学手法を身につける。
  • 3)自然共生分野では、低年次で自然環境を化学的に分析するための基礎知識を身につけたうえで、高年次では自然環境の分析技術、自然環境を形成する生物の働きについて生物学的な知識を身につける。また、当該分野全体を通して生態系における物質とエネルギーの流れを物理化学的に理解する力を身につける。
  • 4)都市代謝分野では、低年次で物質およびエネルギー収支の概念、地域における水と資源の制御に対するマクロな視点を身につける。高年次では環境質制御に対する理解を深めることで当該分野の知識を総合的に理解し、社会で役立つ実践的な素養を身につける。
  • 5)技術一般分野では、低年次で自然環境や人間活動を評価、改善、計画立案する基本的手法を身につける。高年次では高度な解析能力を修得し、生活や産業活動を通じた環境の保全と活用に適用可能な実践的手法、計画能力、規範的な考え方を身につける。

生命工学科ディプロマ・ポリシーに掲げた能力を備えた人材を育成するために、以下のような方針に基づいてカリキュラムを編成する。

  • 1)生命工学の基礎的知識を修得し、ものづくり技術を実践的協働作業を通して身に付け、その歴史的・倫理的側面を理解し、さらにプレゼンテーションを通して国内外と情報交換する能力を身に付ける。
  • 2)医工学の知識を修得し、医療・福祉分野における課題解決に応用する能力を身に付ける。
  • 3)生命科学の知識を修得し、医薬品・食品・健康関連分野における課題解決に応用する能力を身に付ける。

ロボティクス&デザイン工学部ディプロマ・ポリシーに掲げた能力を備えた人材を育成するために、以下の方針に基づいて必要な科目を開設し、学習者が主体的に学修できる科目運営を取り入れるとともに、科目間連携を高めた体系的カリキュラムを編成する。

  • 1)人文科学、自然科学、情報技術、数理・データサイエンス、経営、知的財産等に関する科目によって、技術者・デザイナーに求められる幅広い教養を養う。その前提として、日本語リテラシー(理解力・表現力)に関わる能力を高める。
  • 2)継続的な英語教育によって、英語による基礎的コミュニケーション能力を養う。
  • 3)必修・選択(選択必修を含む)科目によって、専門分野の広範な知識を体系的に身につける。
  • 4)実験・実習・探求演習(Problem-Based Learning)の科目によって、自発的・継続的に学習する能力、論理的思考力ならびにコミュニケーション能力を養う。
  • 5)技術者倫理に関する科目等によって、技術者としての使命感ならびに倫理観を養う。
  • 6)学士課程教育の集大成となる卒業研究までの学修の積み重ねにより、自らの専門分野の特性を他分野の特性理解によって正しく把握し、協働によって課題を解決できる能力を養う。また、論文をまとめる論理的思考力、プレゼンテーション能力、コミュニケーション能力等と目的・目標を完遂する行動特性を養う。

ロボット工学科のディプロマ・ポリシーに掲げた能力を備えた人材を育成するために、以下の方針に基づきカリキュラムを編成する。

  • 1)「専門横断科目」および「専門科目」では、実践的なものづくり、コンピュータリテラシーの強化、ロボット工学の専門的な技術・知識を修得する。
  • 2)「専門科目」では、ロボット工学の視点から機械・電気電子・情報・計測制御などの幅広い工学的知識を体系的に獲得する。さらに実験や演習を通じて、理論と現実の違いを実感し問題解決能力を養う。
  • 3)「専門横断科目」では、ロボットシステムを実装するために必要な、プログラミングやデザイン思考などの基礎スキルを身につける。
  • 4)「卒業研究」では、学修の集大成として個々の科目で学んだ技術や知識を融合し、ロボット工学分野における専門職業人としての実践的能力を養う。

システムデザイン工学科のディプロマ・ポリシーに掲げた能力を備えた人材を育成するために、以下の方針に基づきカリキュラムを編成する。

  • 1)「専門横断科目」および「専門科目」では、デザイン思考に基づく実践的なものづくり、コンピュータリテラシーの強化、システムデザイン工学の専門的な技術・知識を修得する。
  • 2)「専門科目」では、システムデザイン工学の視点から機械・電気・電子・情報・計測・制御・通信など幅広い工学的知識と技術を体系的に習得する。さらに演習にて、それらの知識と技術を融合的に活用する能力を養う。
  • 3)「専門横断科目」では、人とモノと情報とを結びつける包括的システムの創出を実現するために、利用者や利用環境などを踏まえ身につけた技術を適用できるデザイン思考などの実践力と問題解決力を養う。
  • 4)「卒業研究」では、学修の集大成として個々の科目で学んだ技術や知識を融合し、システムデザイン工学分野における専門職業人として実践的能力を養う。

空間デザイン学科のディプロマ・ポリシーに掲げた能力を備えた人材を育成するために、以下の方針に基づきカリキュラムを編成する。

  • 1)「専門横断科目」および「専門科目」では、デザイン思考に基づく実践的なものづくり、コンピュータリテラシーの強化に関する教育を基礎として、空間デザインまたはプロダクトデザインの専門的な技術・知識を修得する。
  • 2)「専門科目」では、専門領域を以下に掲げる「空間デザイン系」と「プロダクトデザイン系」ならびに両者に共通する「デザイン共通」に区分する。
    • a)「デザイン共通科目」では、①様々なデザイン活動の基礎となる技術や知識、②デザインにおける条件や制約に対応するために必要となるデザインの各種方法論、③環境・資源問題や、ライフスタイルの変化に即応するものづくりに必要となる知識、技術等を修得する。さらに、デザインの横断的理解により文化とテクノロジーを融合させるデザインの本質的意義と価値を理解する基盤を養成する。
    • b)「空間デザイン系科目」では、建築の基幹となる科目で建築士を ( わざ ) とする上で求められる知識を体系的に修得し、加えて「デザイン共通科目」からの発展として、空間デザインに特化し、技術、知識、方法論を深める。
    • c)「プロダクトデザイン系科目」では、マーケティングなど実社会でデザインを創出するための方法やデザイン史等に関する知識を体系的に修得し、加えて「デザイン共通科目」からの発展として、プロダクトデザインに特化し、技術、知識、方法論を高める。
  • 3)「専門横断科目」では、グローバル社会に対応した価値あるデザインを創出するために、利用者や利用環境などを踏まえた技術の適用を実現できるデザイン思考などを養う。
  • 4)「卒業研究」では、学修の集大成として個々の科目で学んだ技術や知識を融合して、実践的な作品制作や論文に取り組み、専門職業人としての基礎と総合的な能力を養う。

情報科学部ディプロマ・ポリシーに掲げた能力を備えた人材を育成するために、以下のような方針に基づいて必要な科目を開設し、主体的に学修できる科目運営を取り入れるとともに、科目間の連携を高めた体系的カリキュラムを編成する。
なお、学修に際しては、日本技術者教育認定機構が定める国際基準に準拠したカリキュラムから構成されるコンピュータ・サイエンスコースと、各学科の専門性を生かした総合コースのいずれかを選択する(データサイエンス学科を除く)。

  • 1)豊かな人間性を養う共通教育
    総合人間学系と総合理学系に関する教育を通して幅広い教養を身につけ、社会の多様化や高度情報化に柔軟に対応できる能力を育成する。また、キャリアデザインに関する教育により、大学での学修の動機付けを促し、社会人基礎力を養う。
  • 2)実践的な情報技術者を育成する専門教育
    • a)情報科学の基礎となる「数理科学」では、情報数学、確率・統計などの数理科学的能力を養い、学科共通的な「専門基礎」では専門科目を体系的に学ぶ上で必要となる基礎的能力を育成する。
    • b)「データサイエンス」「情報知能」、「情報システム」、「情報メディア」、「ネットワークデザイン」の各分野の「基幹科目」、「応用科目」により専門性を高め、さらに「演習科目」での学修を通して専門分野を統合してシステムを設計、実装する能力を養う。
  • 3)4年次ではそれぞれの学科で学んだ内容の集大成として「卒業研究」を行い、論理的思考力、コミュニケーションやプレゼンテーションの総合的能力の育成を図るとともに、社会における情報技術の役割や情報技術者の責任などについても理解を深める。

データサイエンス学科ディプロマ・ポリシーに掲げた能力を備えた人材を育成するために、以下のような方針に基づいてカリキュラムを編成する。

  • 1)数理科学科目群では、専門科目を学ぶ上で必要となる数学の基礎を固める。
  • 2)専門基礎科目群では、データサイエンスの意義やデータの収集、分析、活用に関する基本的な技法ならびに、ソフトウェアの仕組み、プログラミング言語、プログラミング技術、ネットワークの仕組み等の情報科学に関する基礎的知識を身に付ける。
  • 3)基幹科目群では、大量のデータを収集し効果的に分析する技法ならびに情報システムを実際に構築するためのシステム技術を学び、システムの企画・計画を行うための技術を総合的に身に付ける。
  • 4)応用科目群では、価値創造の対象となる企業や社会の仕組みと課題などについて理解し、かつ価値創造を提案するための幅広い素養を身に付ける。
  • 5)演習科目群では、プログラミングの演習ならびにそれまでに学んできた知識を実際的な例題に適用する体験を通じて理解を深める。
  • 6)卒業研究では、これまで学んだ専門知識を駆使し、協働しながら社会に新しい価値創造を企画・提案する実践的な能力を養う。

情報知能学科ディプロマ・ポリシーに掲げた能力を備えた人材を育成するために、以下のような方針に基づいてカリキュラムを編成する。

  • 1)数理科学系科目群では、専門科目を学ぶ上で必要となる数学の基礎を固める。
  • 2)専門基礎科目群では、コンピュータのソフトウェア、ハードウェアおよびプログラミング技術、ならびにネットワークや組込みシステムの原理・仕組みについて学ぶことで、高度情報技術者として必須となる基礎的知識・技術を身に付ける。
  • 3)基幹科目群では、アルゴリズムやオペレーティングシステムなどのソフトウェア技術およびコンピュータのアーキテクチャ、周辺回路などのハードウェア技術に対する理解を深め、情報セキュリティや情報技術者の責任などについて幅広く学ぶことにより、高度な情報機器および情報システムを構築する上で必要となる知識・技術を総合的に身に付ける。
  • 4)応用科目群では、高度な情報機器および情報システムへの応用に向けた知能情報技術や知能制御技術、画像処理、信号処理などの各種専門技術について学ぶ。
  • 5)演習科目群では、プログラミングの演習や、機器を使用した実験などを通じて、それまでに学んだ知識・技術を実体験により習得する。
  • 6)卒業研究では、課題に対して論理的かつ計画的に問題解決する能力、他者とのコミュニケーションによる協働的な業務遂行能力および成果を文書やプレゼンテーションで示す能力を総合的に習得する。

情報システム学科ディプロマ・ポリシーに掲げた能力を備えた人材を育成するために、以下のような方針に基づいてカリキュラムを編成する。

  • 1)数理科学に分類される数学系科目群では、専門科目を学ぶ上で必要となる数学の基礎を固める。
  • 2)専門基礎科目群では、コンピュータのハードウェアとソフトウェアの仕組み、プログラミング言語、プログラミング技術、ネットワークの仕組み等について学び、情報システム構築に携わる上で必須となる基礎的知識を身につける。
  • 3)基幹科目群では、情報システムを構成する要素技術、これらを統合して情報システムを実際に構築するためのシステム技術、さらには、情報システムの導入目的から解き起こしシステムの企画・計画を行うための技術を総合的に身につける。
  • 4)応用科目群では、情報システムの多様な側面を理解し、かつ新しい技術を開拓していくため幅広い素養を身につける。
  • 5)演習科目群では、各要素技術を実際的な例題に適用する体験を通じて理解を深めると共に、それらを統合して目的のシステムを構築するための設計・開発技術を身につける。
  • 6)卒業研究では、これまで学んだ専門技術、知識を駆使し、協働しながら社会に役立つシステム、ソフトウェアを提案し、雛形のシステムの開発を行う実践的な能力を養う。

情報メディア学科ディプロマ・ポリシーに掲げた能力を備えた人材を育成するために、以下のような方針に基づいてカリキュラムを編成する。

  • 1)数理科目群では、専門科目を学ぶ上で必要となる数学の基礎を固める。
  • 2)専門基礎科目群では、コンピュータのハードウェア、ソフトウェアならびにネットワークの原理・仕組みを広く学ぶ。同時に、メディアシステムなどの情報システムを構築するために必要となる、データ構造やアルゴリズム、データベース、情報セキュリティ、ソフトウェア開発技法などの基礎的知識・技術を習得する。
  • 3)基幹科目群では、メディアデータと特性を説明でき、コンピュータグラフィックス、画像処理、音響のメディア情報処理の基本技術とヒューマンインタフェースや感性情報処理などの人間中心の設計理論・実現技法を身につける。同時に、情報技術が社会に与える影響を理解したうえで、情報技術者としての倫理的・社会的責任について幅広く学ぶ。
  • 4)応用科目群では、より実践的なメディア情報技術を習得するため、高度な画像情報処理、音声情報処理、コンピュータグラフィックス、メディアインタフェース、Web技術などの技術を学ぶ。
  • 5)演習科目群では、プログラミングの演習や、種々のメディアを使用した実験を通して、学んできた知識・技術を実体験により習得する。
  • 6)卒業研究では、与えられた課題に対し目標、制約条件を整理した上で、情報技術を駆使して課題解決の方法を提案し、それを具現化する計画の立案ならびに継続的活動により計画内容を達成することができる。また、その結果の文書化やプレゼンテーションをする能力を総合的に習得する。

ネットワークデザイン学科ディプロマ・ポリシーに掲げた能力を備えた人材を育成するために、以下のような方針に基づいてカリキュラムを編成する。

  • 1)数理科学系科目群では、専門科目を学ぶ上で必要となる数学の基礎を固める。また、キャリア教育科目や基幹科目の情報技術者論を通じて主体的に進路を選択する力を体系的に身につけ、情報技術者倫理や社会的貢献への意欲・態度を養う。
  • 2)専門基礎科目群では、コンピュータのハードウェア、ソフトウェアの原理と仕組み、情報ネットワークの基礎となる通信理論、ネットワークプロトコルや情報セキュリティの基本、ならびに、コミュニケーションソフトウェアの基礎としてプログラミング技法を学び、情報ネットワークの構築と応用を実践するための基礎知識を身につける。
  • 3)基幹科目群では、ネットワークシステム、情報セキュリティ、コミュニケーションソフトウェアに関する基礎技術を学び、これらを総合して現実の問題解決に応用するための実践的技術を身につける。情報ネットワークの社会に及ぼす影響と役割を総合的に理解し、情報技術者として社会的責任を認識でき、適切な発信ができる能力を身につける。
  • 4)応用科目群では、ネットワークアプリケーション開発に必要となるシステムプログラムやヒューマンインターフェース技術、シミュレーション技術など、情報ネットワーク技術の応用技術を身につける。
  • 5)演習科目では、専門基礎科目群、基幹科目群で学んだ要素技術に関連する演習を通じて、基本的な情報ネットワークシステム、セキュリティシステム、サーバシステム、コミュニケーションソフトウェアの開発技術を身につける。
  • 6)情報ゼミナールや卒業研究では、学んだ専門知識や技術を生かして、社会のニーズに応えるネットワークシステム、セキュリティシステム、ネットワークアプリケーションの提案や試作を行い、問題解決能力や技術文書作成・発表能力などの総合的能力を身につける。

知的財産学部ディプロマ・ポリシーに示した能力を備えた人材を育成するために、次の方針に基づきカリキュラムを編成する。

  • 1)導入領域および教養領域、展開領域、連携領域における諸科目を通じて、知的財産に関わる専門職業人に求められる幅広い教養と社会人基礎力を身に付ける。
  • 2)専門領域の基幹科目と知的財産法科目および技術&専門科目を通じて、知的財産法を体系的に理解し、その理解を知的財産の創造、保護、活用のために応用する能力を身に付ける。
  • 3)専門領域の基幹科目、技術&専門科目、探求科目および研究科目を通じて、知的財産の創造、保護および活用のために必要な技術、意匠、ブランド、コンテンツまたはビジネスに関する知識、ならびに数理・データサイエンスをもとに経済社会の現状を捉える手法を修得することで知的財産を経済社会で活用するための実践的能力を身に付ける。
  • 4)専門領域の探求科目と研究科目を通じて、知的財産関連実務において生起する諸課題を自ら発見し、その解決のための調査、検討を行う能力を身に付ける。
  • 5)教養領域および展開領域の実践英語科目、専門領域の国際法・比較法関連科目を通じて、知的財産実務で活用できる英語力と国際性を身に付ける。