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受賞・表彰AWARDS

小池一歩教授らが執筆した論文が「令和2年度日本材料学会論文賞」を受賞

2021.06.02

受賞者
小池 一歩(こいけ かずと)教授
工学部電子情報システム工学科
機能システムデバイス研究室
<共同執筆者:池広大さん、大西勇輔さん、佐々木太鳳さん、広藤裕一さん、矢野満明さん(大阪工業大学名誉教授)>
小池教授

受賞論文
「電界効果トランジスター型バイオセンサー応用に向けたスピンコート法によるフィブロイン薄膜の作製と特性評価」(材料,Vol.68,No.10,pp.751~756)

内容
市販の絹フィブロインパウダーを用いて、所定濃度の水溶液をあらかじめ長鎖シランカップリング剤で処理した金属酸化物表面にスピンコーティングする方法を提案し、生体蚕から抽出した場合と同等な特性を有する絹フィブロイン膜を、数マイクロメートル以下の均一な膜厚と水溶液中でも剥離しない接着強度で作製できることを明らかにしました。この方法で酵素を絹フィブロイン薄膜中に固定化することで、実用レベルのFET型グルコースセンサーの試作にも成功しており、学術的のみならず工学的にも高い価値があるとして、公益社団法人日本材料学会論文賞に選定されました(2021年5月29日)