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第2回「OITテクノフロンティアonロボティクス」を開催しました
2013.06.03
5月29日、工学部ロボット工学科は、ATR脳情報研究所ブレインロボットインタフェース研究室室長の森本淳氏を講師に迎え、うめきたグランフロント大阪「ナレッジキャピタル」において第2回「OITテクノフロンティアonロボティクス」を開催し、学生や企業関係者など約150人が聴講しました。
当日は、BMI(Brain Machine Interface)技術のロボットへの活用に関する研究の第一人者である同氏から、「考えるだけでロボットを動かす:ブレイン・ロボット・インタフェースとその周辺」と題して、分かりやすくお話いただきました。
講演では、米国で開発が進められている、動物や人間の体内に電極やセンサーを装着してロボットを動かす侵襲型センサー(埋め込み型の電極等)の最先端研究や、倫理面や動物愛護の観点から侵襲型の研究を進めるのが難しい日本において開発が進められている、非侵襲型センサーの研究について紹介がありました。
また、これからのロボット技術は、生命科学分野との融合により、超高齢化社会を支える有効な基盤技術のひとつとして大きな可能性があることを言及されました。
講演後には活発な質疑応答が続き、盛況のうちに終了しました。
第3回「OITテクノフロンティア」は6月7日、産業技術総合研究所ヒューマンライフテクノロジー研究部門上級主任研究員の柴田崇徳氏を講師に迎え、「『ロボットは人の心を癒せるか?』メンタルコミットロボット“パロ”」と題してご講演いただきます。関心をお持ちの方はぜひご参加ください。