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森崎達也さんが本学現役学生・院生初となる意匠権を取得

2019.02.15

  • 発明した円管型の「コード用結束具」を手に笑顔の森崎さん 発明した円管型の「コード用結束具」を手に笑顔の森崎さん
  • マグネットにより、保護したコードを安全にまとめることが可能 マグネットにより、保護したコードを安全にまとめることが可能

 文部科学省や特許庁らが主催の「平成29年度デザインパテントコンテスト」で優秀賞を受賞した森崎達也さん(大阪工大知的財産専攻専門職学位課程1年)の考案した円管型の「コード用結束具」が、昨年11月に意匠権を取得しました。現役学生・院生の意匠権取得は本学初となる快挙です。
 本コンテストは、高校生や大学生などの日本の次世代を担う若い人材の知的財産マインドの向上および知的財産制度の理解を深めることを目的に実施されています。優秀な発明やデザイン(意匠)は特許庁への出願支援対象として表彰されます。平成29年度は506点の応募があり、32点が優秀賞に選ばれました。
 カプセル自販機で使われている円柱型カプセルからアイデアを得た森崎さんのデザインの特長は、コードを1本ずつ保護する円管型結束具にマグネットがついており、結束具同士や磁力性がある壁に貼り付けることが可能な点。また、素材を変えることによって、自動車内部の配線コードの保護にも応用可能です。IT機器の普及に伴い、職場や家庭内の至る所で散見される密集した配線が原因の火災対策だけでなく、幅広い分野での活用が見込める汎用性が高く評価されました。
 森崎さんは「意匠権を取得しただけでは意味がありません。次の目標は在学中にこの知的財産を実用化することです」と次なる目標を聞かせてくれました。