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「未来のこのはなまちづくり事業」区長報告会を開催

2019.10.26

  • 都市計画研究室の学生らと岡山教授(左端)、前田昌則此花区長(後列右端) 都市計画研究室の学生らと岡山教授(左端)、前田昌則此花区長(後列右端)
  • 此花区の新たな街の在り方を提案する学生 此花区の新たな街の在り方を提案する学生
  • デザインも含めて提案した阪神なんば線伝法駅の模型 デザインも含めて提案した阪神なんば線伝法駅の模型

 10月11日、大宮キャンパスで「未来のこのはなまちづくり事業(第2弾)」の区長報告会を開催し、建築学科の都市計画研究室(指導教員:岡山敏哉教授)の学生らが、此花区長をはじめ区職員や阪神電気鉄道・阪急阪神不動産の社員らに同区の再開発プランを発表しました。同事業は昨年に引き続き、今年4月に此花区から協力依頼を受け、同研究室の大学院生・学部生が取り組んだものです。
 
 学生らは「正蓮寺川公園から拡がるGreenway Network Project」をテーマに阪神なんば線伝法駅から正蓮寺川公園に至るエリアを中心とした街の将来像を発表。「高架の自転車専用路の設置」「伝法駅に直結した小中一貫校や高齢者向けのデイケア施設の建設」「立体型都市公園」などといった此花区の新たな街の在り方を提案しました。さらに、堤防の市街地側を盛土し、幅を広げることで防災機能を強化した「スーパー堤防」化も提案することで災害に強い計画であることをアピールしました。
 発表後、意見交換が行われ、「津波被害に有効なスーパー堤防はどの程度の災害を防ぐことができるのか」といった質問や「自転車専用路のアイデアは非常におもしろい」といったコメントがありました。
 大園侑典さん(建築・都市デザイン工学専攻博士前期課程1年)は「駅へのアクセスや公園などの滞在する施設など、市民が心地よく暮らせる施設や都市計画を追究しました。また、昨年発生した台風の影響で高潮被害があったため、堤防などを設置した災害に強い街を提案しました」とコメントしました。