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“商い”に必要なブランディングデザインシンポジウムを実施しました
2019.12.12
12月11日、本学と大阪商工会議所が共同運営する都心型オープンイノベーション拠点「Xport」は「“商い”に必要なブランディングデザインシンポジウム〜マツダの成功事例に学ぶ、デザインとの付き合い方〜」を梅田キャンパス OIT梅田タワーの常翔ホールで開催し、約300人が参加しました。
「デザインを使いこなし、ブランド力を高め、“商い”を確実に成功に導くためにどんな知識や理解、思考力が必要なのか」という問いに答えるべく、デザインを通じて成功を収めた著名な3人の講師を招いて本シンポジウムを開催しました。
マツダ株式会社 常務執行役員 前田育男氏による基調講演「マツダデザインの挑戦」から始まり、株式会社PARTY CEO 伊藤直樹氏による講演「社会実装のデザイン」、株式会社ATOUN 代表取締役社長で本学RDC客員教授 藤本弘道氏による講演「デザインが着るロボットをどう変えたか」が行われました。
その後、本学RDC松井センター長がコーディネーターを務めるトークセッションを、上記講師3人をパネラーとして迎えて行いました。
センセーショナルなタイトルどおり、参加者の関心が高まる講演内容で、アンケート評価もかなり満足度が高かったです。
トークセッションでは、大学に求めることとしてパネラーから「社会に出てから学ぶのではなく大学時代から社会と接して学んでほしい」(前田氏)、「サイエンス、エンジニアリング、デザイン、アートの4分野を横断できる人材は今の教育システムでは難しい」(伊藤氏)、「工学だけでなく教養も学んでほしい」(藤本氏)との発言があり、社会のリアルな課題の解決に取り組むRDCの産学連携、3学科横断で学ぶロボティクス&デザイン工学部の教育内容および2020年度益山学長方針にある「リベラルアーツの強化」といった、まさに本学の教育内容と同調したものでした。換言すれば建学の精神に基づき、社会のニーズにこたえる本学の教育が浮かび上がったシンポジウムでもありました。
今後ともXportは、社会のリアルな課題の解決に取り組むべく、各種イベントを実施します。皆様の積極的なご参加をお待ち申し上げます。