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RDクラブでの成果物を第2回関西物流展に出展しました

2021.07.08

  • RDクラブでニッコーとタッグを組んだ2020年度のメンバーら(撮影のためマスクを外しています) RDクラブでニッコーとタッグを組んだ2020年度のメンバーら(撮影のためマスクを外しています)
  •  大きな反響を呼んだ第2回関西物流展 大きな反響を呼んだ第2回関西物流展
  • パーツを減らすことでシンプルかつ安価になったSRADⅡ パーツを減らすことでシンプルかつ安価になったSRADⅡ

 6月16日から18日にインテックス大阪で開催された第2回関西物流展に2020年度に実施したRDクラブ(※)の成果物を出展しました。成果物は本学学生とニッコーが共同で取り組んでいるコラボ製品「SRADⅡ」。2019年11月に「机の天板が回転し、使用しない際は回転式の棚板の後ろにさらに天板が隠れる構造」について特許出願(出願者:ニッコー)を行った「SRAD」をブラッシュアップしたものです。
 
 2020年度のニッコーとのRDクラブの活動目標は「SRADを商品化する」ことでしたが、コロナ禍の影響によりRDクラブの開始時期が例年より後ろ倒しになり、同年7月から活動を開始。キックオフからオンラインで実施することとなりました。
 メンバーは、活動開始直後から商品化にあたり製品の構造を理解したり、改良ポイントを洗い出す作業を行ったりしました。また、製品の改良点を見つけて製造プランを作る「製造班」と実際に販売するためにアンケートなどで製品の有用性などを調査する「販促班」に分かれて活動しました。製造班は何度も打ち合わせや試行錯誤を繰り返しながら、利便性を向上させる構造的な変更と販売価格を抑えるため部品点数を少なくする提案を行いました。販促班は本学の学生にアンケート調査を実施し、机を購入するときに重要視するポイントや購入したいと思える価格帯などを調査。9月上旬にSRADを改良したプランをニッコーに提案しました。
 ニッコーはチームからの提案を受け設計図やプロトタイプ(試作品)を製作し、学生らとの協議を繰り返しながら「SRADⅡ」を完成させ、10月25日のRDクラブ成果報告会(オンライン)で製品をお披露目しました。活動時間を十分に取れなかったこともあり、当初目標の商品化には至りませんでしたが、ニッコーが第2回関西物流展に製品を出展し、延べ17,497人の来場者から高い関心が寄せられました。
 
 チームリーダーの小池晃広さん(システムデザイン工学科2年)は、「製品の改良に時間を使いすぎて目標だった商品化にたどり着けなかったことは悔しいですが、経験したことのないリーダーを任せられ、新しいことにチャレンジできて良かったです」と活動を振り返りました。
 
 
※RDクラブ
梅田キャンパスのロボティクス&デザインセンターで産学連携プロジェクト活動を行う課外活動団体。ユーザー視点で新製品・サービスのアイデアを創出する手法「デザイン思考」を用いて地域や企業が抱えるリアルな課題の解決を目指します。