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社会の多様性拡充に向けた女子学生人材の育成強化について

2024.06.10

 大阪工業大学は、2024年度より「女子特別推薦入試」による入学生受け入れを開始しています。
 1922年に「専門職業人の育成」という建学の精神を掲げて創立した本学は、社会の動向や時代の要請に応じた多様な人材を受け入れ、その育成に努めてまいりました。当初から夜間部を設置し、社会人教育に力を注いできたことは象徴的です。その後100年間、多彩な工学分野での活躍を志す多様な人材に学修機会を提供し、11万人を超える”現場で活躍できる”卒業生を輩出し、国内外の社会の多面的な発展に寄与してきました。その社会の発展の軌跡の中には、本学の女子卒業生の足跡も刻まれていると自負しています。
 現在、本学学生の中で女子が占める割合は、学科あるいは学年によって3~4割に上る分野もありますが、全学で平均すると例年15%程度です。これは、日本国内の工学系学生における女子比率とほぼ一致しています。しかし本学の女子学生の中には、正課授業はもちろん、全国有数の実力を誇る学生プロジェクトや課外活動などでリーダー的存在として活発に活動する学生もいます。また、卒業後も各界において卓越した実力を発揮している女性も少なくありません。女性人材の登用を求めて近年の日本や世界で主張されている声を引くまでもなく、本学においてはすでに、今後の組織や社会の活性化に向けて女性の能力や視点が不可欠であることは、一つの実体験であると言えます。
 今後も本学は、多様性あふれる教育研究環境の充実を図ることで、多面的な観点から知的・技術的創造を実現でき、確かな人間力を備えた専門職業人を養成してまいります。学修者だけでなく教員・研究者の多様性についても拡充を図り、構成員全員が学修や教育・研究に取り組みやすく、実力を発揮できるキャンパス環境整備に、これまで以上に努めていく所存です。こうした本学の取り組みが、理工系女子人材の育成にとどまらず、やがて社会全体の多様性向上につながることを期待しています。
 

大阪工業大学  
学長 井上 晋

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