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「研究開発が進む次世代蓄電池」特別講演会を実施しました

2023.01.27

  •  講演は工学研究科学際科目「材料・デバイス開発実務特論」としても実施 講演は工学研究科学際科目「材料・デバイス開発実務特論」としても実施
  • 熱弁をふるう櫻井客員教授 熱弁をふるう櫻井客員教授
  • 聴講した学生の質問に丁寧に回答 聴講した学生の質問に丁寧に回答

 1月10日、ナノ材料マイクロデバイス研究センターが主催し、大宮キャンパスで特別講演会を実施しました。当日は、本学客員教授である櫻井芳昭氏(地方独立行政法人 大阪産業技術研究所 和泉センター、研究管理監兼法人経営本部マネージャ、大阪府エネルギービジネス推進事業(大阪府商工労働部)エキスパート)が、「研究開発が進む次世代蓄電池」と題して講演。約30人の学生、教職員が聴講しました。
 
 櫻井教授はまず、本学と2017年に包括連携協定を締結した大阪産業技術研究所を紹介。産業技術を支援する公的な研究機関として主に中小企業の産業技術支援を行っていることに触れ、「空飛ぶクルマ」への搭載で注目が集まる「蓄電池について」解説しました。この蓄電池の代表であるリチウムイオン電池(LiB)は、エネルギー密度が低く、空飛ぶクルマが長い航続距離を得られないなどの課題があります。この課題に挑戦するための4つの研究「高度解析技術の開発」「電池反応メカニズムの解明」「材料の革新」「次世代蓄電池の基礎研究」について、実際の開発スキームを示しながら、全固体電池やリチウム空気電池、金属リチウム電池などを分かりやすく説明しました。聴講した学生らは「全固体電池の安全性について教えてください」「現在開発段階にある全固体電池はいつ頃、実用化されますか」など、積極的に質問していました。