「微生物のちから」で社会貢献を目指します

環境工学科 
講師 粟田 貴宣

粟田 貴宣
2021.11.25
  • バイオリアクター

    バイオリアクター

 みなさんが生きていく上で絶対に必要である「水」を永続的に利用し続けることができるようにするためには、人類活動で汚れた水をきれいにして地球を循環させる必要があります。水をきれいにする技術は日々進歩していて、当然のことながら省エネルギー型の水処理技術だけでなく、さらに、地球温暖化防止に貢献するために温室効果ガス排出を抑えた技術についても研究が進められています。効率的な水処理は、水の中の汚れをエネルギー源として生きている「微生物たち」のちからを利用することで達成することができます。
 また、みなさんの生活から出る汚れた水を微生物がきれいにするだけでなく、さらには汚れた水から貴重な資源の回収をすることも可能です。私の研究室ではこのように「微生物のちから+環境浄化」や「微生物のちから+資源回収」のための研究を進めています。
 例えば微生物を利用した窒素除去技術を利用することで、養殖場から出る排水をきれにして再利用することが可能となり、結果として海に面していない場所でも海水魚の養殖が実現するでしょう。また、微生物に肥料の元となるアンモニアを生成させることが可能になれば、莫大なエネルギーを消費するハーバー・ボッシュ法によって生産されるアンモニアを必要としない食物生産効率の上昇に寄与できるかもしれません。
 世の中にはまだ99%以上の未知なる微生物が存在していて、まだ見つかっていないけれど地球環境を良くするような力を持った微生物が存在していたら良いなと思って研究を進めています。

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