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ロボティクス&デザイン工学部

空間デザイン学科 インテリア工学研究室


インテリア工学研究室の室内で、インテリアの模型を検討するゼミ学生(4年生)の写真です。
研究室ではインテリアデザインに関する制作と、人間の空間認知に関する研究を行っています。
インテリアデザインに関する制作:立地条件、ファサードのデザイン及び内部空間の関係に着目した、一般的な室内という範囲にとらわれない空間を含むインテリアデザインを考えます。
空間構成の認知と行動に関する研究:建築や都市は生活基盤として、人間に対し大きな心理的影響力を持っています。基本的な人間の移動方法を考えれば、そのデザインは歩行によって我々が得た空間能力に関する研究成果が生かされたものとなるのが理想的だと考えられます。研究室では、空間能力を司り評価を行う脳機能の左右差や個人差を検討する事から、人間が理解しやすい建築空間、都市空間をつくるための方法を探ります。
コミュニケーションと空間の研究:コミュニケーションにおいて空間は重要な役割を果たします。対人距離など人間が意識する感覚について考え、混雑などの緩和や、より多くのコミュニケーションが生まれる空間を実験などによって検討します。


インテリア工学研究室の室内で、インテリアの模型を検討するゼミ学生(4年生)の写真です。

主な研究テーマ

  • 一般的な室内という範囲にとらわれない空間を含むインテリアデザイン
  • 空間構成の認知と行動のプロセスに関する研究
  • コミュニケーションと空間

指導教員

西應 浩司 教授 (ニシオ コウジ)

専門分野

  • インテリアデザイン
  • 建築計画
  • 都市計画

研究室がめざすSDGs

  • 人や国の不平等をなくそう
  • 住み続けられるまちづくりを
  • つくる責任、つかう責任

教員メッセージ

インテリアデザインは人間が常に身近に接する空間を考える分野です。この研究室の特徴としては街、室内の空間での人間の行動を観察した結果から、魅力ある空間について検討します。インテリアデザインの勉強はどこでもできます。日常的に過ごす都市の中で、快適で居心地がよく、豊かだと思った空間はどの様な形をしており、どのような要素で成り立っているかを分析的に見て、考えるようにすると良いと思います。

在学生メッセージ

立地条件、ファサードのデザイン及び内部空間の関係に着目した、一般的な室内という範囲にとらわれない空間を含むインテリアデザインを考えます。制作についてのゼミでは、空間の中で人間がとる行動の観察方法を学びながら、興味を持った業種の店舗を調査、分析し、営業として成立つことを前提とした魅力ある空間の設計について考察します。研究についてのゼミでは、身近な建築や都市空間を移動する人間の行動を調査・分析することから発想した改善案について考察します。

この研究がかなえる未来

美しい空間は平面図、断面図の美しさで実現するものではなく、空間内を連続的に検討することから、はじめて見えてくるものではないかと考えています。研究室では人間の行動を観察する道具(アイマークレコーダーなど)を使用して、これまでにない特徴を持った空間を設計することを目指しています。この方法で試行錯誤を繰り返しながら、現実の素材と取り組むことで、単純でありながら豊かな空間をつくりだすことが出来る可能性が出てくるのではないかと考えています。 

研究室関連サイト

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