システムデザイン工学科
ナチュラルインタラクション研究室
研究室アラカルト
便利でスマートなネット社会は、一方で情報格差や情報錯誤の問題を引き起こしています。これからの情報機器には、もっと、人に気遣いながらわかりやすく情報を伝えるしくみが必要です。本研究室では、以下の取り組みを行っています。
① 会話やしぐさなどを観察することで、人の状態や潜在的な要求を知り、状態に適したタイミングや手段で、誰もがわかるように情報を届けるロボットやシステムの実現を目指します。そのために、会話解析技術やインタラクション技術を学びます。
② 人を包む環境の在り方を探るために、特に「音」や「音楽」に注目し、人が快適に感じる「音」の特徴を明らかにすることを目指します。そのために、音響解析技術を学びます。
研究室アラカルト
主な研究テーマ
- 会話の雰囲気推定を利用した会話支援システム
- 高齢者会話分析による高齢者の衰え推定法
- エンベロープ値を用いた音楽の効果指標
- 音楽が他のメディアに与える印象度合の推定
- 音声認識結果の誤り分析と信頼度推定
指導教員
脇田 由実
教授
(ワキタ ユミ)
専門分野
研究室がめざすSDGs
教員メッセージ
日常生活の中で使用する様々な機器やシステムが、我々の今状態は感情を理解してくれて寄り添ってくれるともっと豊かな生活を過ごせるのではと思っています。
・我々の日常会話に聞き耳たて、我々の状況や感情を理解してくれるシステムを目指した研究を行っています。
・日頃耳にする音楽が我々にどんな影響を与えているかを指標化する研究も行っています。
これらの研究通して、豊かな生活を提供できるシステムの実現を狙います。
在学生メッセージ
「もしもあれば有難いけど、どうしたら創れるのだろうか」、と考えることが、勉強や研究の第一歩だと思っています。この姿勢に、先生と学生との違いはありません。自分で知識や技術を身につけることと、同じ思いを持つ仲間と議論し協力しながら知識や技術を磨くこととを、バランスよく進めていく「研究室」でありたいと思っています。