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工学部

電子情報システム工学科 通信システム研究室


研究室での光通信実験風景
最近、我々の身の回りの電波を使った通信サービスが多岐に渡って展開され、便利になる一方でシステムが複雑になりつつあります。その結果、無線サービスの種類が増加する現状として、無線通信サービスはユーザにとって必ずしも使いやすいシステムとは言えません。「知的ネットワーク」とは、通信ネットワークや端末が知性(インテリジェンス)を持ち、ユーザの環境や意思を反映してユーザにとってより良い通信環境を自動的に構築してくれるシステムを指します。本研究室では、このようなネットワークの実現を目指して関連分野の様々な研究を行っています。


研究室での光通信実験風景

主な研究テーマ

  • ヘテロジニアスワイヤレス空間を利用した高精度双方向屋内位置推定システムに関する研究
  • RoF偏在アンテナシステムのスペクトル波形を利用した無線LAN暗号生成技術に関する研究
  • 光無線通信を用いたRoF信号のMIMO伝送に関する研究
  • 2μm帯レーザによる光無線通信に関する大気の乱流の影響に関する研究
  • 無線アドホックマルチホップネットワークを用いたIoTスマート防災システムの構築

指導教員

熊本 和夫 准教授 (クマモト カズオ)

専門分野

  • マイクロ波ミリ波フォトニクス

研究室がめざすSDGs

  • 産業と技術革新の基盤を作ろう
  • 住み続けられるまちづくりを

教員メッセージ

現在の社会は、通信技術なしでは成り立たないほど、インターネットや携帯電話等のシステムが我々の生活に重要な役割を占めています。高校生や大学生の皆さんにとって、これらの技術は物心ついたときから存在する、「当然」の技術です。その「当然」の感覚から、また新しいアイデアやサービスが生まれてくることを期待しています。本研究室で、そのアイデアやサービスを研究開発して実現を目指してみませんか?

在学生メッセージ

現在大学院で、災害時などにおいても無線通信を可能するとゆう通信システムの研究を行っています。研究は無線通信端末を用いた通信実験が中心です。実験は地味な作業の繰り返しで、思うような結果が得られるまでは日々根気強く取りくまなければなりません。慣れない機器の操作に戸惑ったり、想定した通りにプログラムが動作しなかったりと苦労しながら、日々コツコツと実験を続けることで自分なりに答えに近づくことができます。研究では、概念にとらわれず一つのテーマをいろいろな方向から考察することが大切です。実験データや収集した情報を理解し読み解き、自分なりの意見にまとめ発表することで研究に対する理解が深まります。その過程で得られた知識や力が社会で生かすことのできるよう日々研究に取り組んでいます。

この研究がかなえる未来

今よりさらに「いつでも」「どこでも」高速な無線通信サービスを利用できるようになり、より豊かな生活を送ることができるようになります。また、高速無線通信ネットワークにより高度道路交通システム(ITS)や災害現場や遠隔医療、高齢者支援などを支える社会インフラを実現し、より安心して暮らせる社会づくりを目指しています。

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