情報知能学科
数理応用システム研究室

体温発電システム(左)/温度差から効率的に電力を取り出す方法を探るためのシミュレーション(右)
情報機器を構成する主要部品である半導体素子の動作をコンピュータプログラムで予測し、より高性能で高効率、かつ故障しにくいシステムの構築に結びつけるための研究を行っています。半導体内部の電子や熱の振る舞いを精緻な数理モデルに基づいて解析するためにワークステーションやスーパーコンピュータといった大型の計算機を用いることもあります。さらに、応用側からの要求を把握するため、実際にシステムを構築してその特性を実測し、数理モデル開発に役立てる研究も進めています。

体温発電システム(左)/温度差から効率的に電力を取り出す方法を探るためのシミュレーション(右)
主な研究テーマ
- 半導体素子のシミュレーション
- 環境発電技術を利用したIoTシステム
- AIを活用したシミュレーションの効率化
- 量子コンピュータのシミュレーションへの応用
指導教員
鎌倉 良成
教授
(カマクラ ヨシナリ)
専門分野
教員メッセージ
2019年に始まった新しい研究室です。教員自身の専門分野は半導体素子のシミュレーションとなりますが、コンピュータを使った高速で効率の良い計算、人工知能技術の応用、半導体を応用したシステムの開発など、幅広い分野にまたがる研究を学生と共に進めています。
在学生メッセージ
私たちの研究室では、主に環境発電技術や機械学習に関する研究を行っています。鎌倉教授はとても温和で優しく、分からないことも丁寧に1から指導してくれます。研究室自体は今年が2年目で、まだまだこれからな研究室です。非常に気さくなメンバーが集まっている研究室です。是非足を運んでみてください!
この研究がかなえる未来
半導体は今日の高度な情報社会を支える基盤技術です。今後の発展が楽しみな人工知能、この進化にも半導体や集積回路技術の研究開発が大いに貢献することでしょう。半導体シミュレーション・モデリングは、高度に発展したコンピュータを利用して、さらに高度なコンピュータの実現をめざす、とてもエキサイティングな研究分野です。