情報とエネルギーの無線伝送を知能化することで高性能化・高効率化を図る
現在、無線LANや携帯電話等の無線情報伝送技術は毎日の生活であらゆるところに使われており、近い将来は、IoTデバイス、ロボット、ドローン、自動運転車等にも広く利用されます。それと同時に、エネルギーの無線伝送技術も日々進化しており、その応用は携帯電話のワイヤレス充電にとどまっていますが、今後は様々な家電や電気自動車のワイヤレス充電にも使われると予想されます。このような情報とエネルギーの無線伝送では多数の端末が周波数や電気等といった無線資源を共用していますので、システムの高性能化・高効率化を図るには無線資源の使い方の最適化が必要不可欠です。当研究室では、情報とエネルギーの無線伝送システムに知能を組み込むことで、最適化を図り高効率化・高性能化を目指します。具体的には、ニューラルネットワーク、群知能等の人工知能を駆使し、Beyond 5G、6G等の次世代無線通信システム、ワイヤレスセンサー等のIoTデバイスへのエネルギー供給、電気自動車向けの大電力無線給電の特性改善・効率化方法を研究しています。
ズオン・クアン・タン 准教授 (ズオンクアンタン)
専門分野
研究室がめざすSDGs
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