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情報科学部

情報システム学科 並列処理研究室


ネットワークで接続した7台のパソコンを連携させて3D画像処理の並列処理を行っている
並列処理とは、一連の計算処理を複数のプロセッサに分担させて、高速に計算させる技術です。並列処理を上手く活用すると、膨大な計算処理を要するシミュレーションも短時間で行うことが可能になります。しかし、並列プログラムの開発はとても難しく、下手に作ると各プロセッサの処理量に偏りが生じたり、他のプロセッサの処理を待つタイムロスが発生し、プロセッサ1台で処理するよりも遅くなってしまう場合もあります。並列処理研究室では、並列計算に関わるソフトウエア技術の中でも、特に並列プログラムの開発支援について研究し、誰でも簡単に良い並列プログラムを作ることができる仕組みの実現をめざしています。


ネットワークで接続した7台のパソコンを連携させて3D画像処理の並列処理を行っている

主な研究テーマ

  • 教育向け並列プログラミング言語の研究
  • 並列処理フレームワークの研究
  • プログラミング教育支援ツールの研究
  • GPUを用いた遺伝的アルゴリズムの研究

指導教員

水谷 泰治 教授 (ミズタニ ヤスハル)

専門分野

  • 並列処理
  • 教育工学

教員メッセージ

一昔前までは、並列処理は研究機関などのみで用いられる特殊な技術でした。しかし、2000年代以降,プロセッサ技術とネットワーク技術の発達により、一般的なPCや、スマホなどの携帯端末でも並列処理が行えるほど、並列処理が行えるハードウェアが普及しています。一方、それらのハードウェアを使いこなせるほどにはソフトウェア技術は成熟していないのが現状です。本研究室では、1)並列プログラムの開発作業に対する支援、2)並列プログラミングの教育に関する支援、の2つの観点から、並列処理に関するソフトウェア技術力の向上を図りたいと考えています。

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