ソフトウエア開発における
バグ発生を防ぐ研究に邁進

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専門学校より広く深く学べて、進路の選択肢が広がると考えて4年制大学を志望。大阪で暮らしたいという思いもあり、IT業界への就職率が高い本学に進学しました。授業は実際にパソコンを使用する機会が豊富で、なかでも、納品までをイメージしながらゲームの制作を行った演習が印象に残っています。実社会での仕事の流れを把握できただけでなく、ユーザやお客様の目線に立つ習慣が身に付きました。アルバイト先の家具店で通販サイトの管理をした際も、この実習で培った「お客様目線」を生かせたと感じています。また、ネットワークやデータベースなど幅広く技術を学んだことで、応用的な技術を修得するための土台を広げられたと思います。

研究室では、ソフトウェア開発におけるバグ発生を未然に防ぐ方法はないかと考え、「Code Smell(※)の調査と改善すべきCode Smell」の調査分析に着手。ソースコードが一般公開されているソフトウェアを対象に解析を行い、開発者がメモや説明としてソースコード上に記入するコメントアウト部分にCode Smellがよく見られるという結論を導きました。

就職活動は、インターンシップで自分がどんなキャリアを築きたいかを明確にできたことで、迷いなく進めることができました。情報交換したり、励まし合った学科の友人たちの存在も心強かったです。皆で自習室で課題に取り組んだことや、定期試験前にラーニングコモンズで勉強をしたことは、今も忘れられない思い出になっています。

内定先ではシステム開発のメンバーとしてプロジェクトに参加する予定です。チームでものづくりに取り組むというシステムエンジニアの醍醐味を味わいながら、将来はプロジェクトリーダーとして、社会に貢献できるシステム開発に携わりたいと思います。

(※)Code Smell;直訳すると「臭うコード」。バグを起こしかねないコードのこと