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工学部教授論文が年間最多ダウンロード 制御理論扱う国際学術誌

2023.04.28

  • 松野教授が開発したヘビロボット 松野教授が開発したヘビロボット

 大阪工業大学(学長:井上晋)電子情報システム工学科の松野文俊教授らの共著論文が米学術出版大手Wiley(ワイリー)社の学術雑誌「International Journal of Robust and Nonlinear Control」で2021年に最も多くダウンロードされたとして、同社から証明書が届きました。
 

本件のポイント

● 制御理論を扱う国際学術誌で松野教授の論文が年間最多ダウンロードを記録しました
● システムを理論通りに動かすための制御において、対応できる幅を広げました
 
内容

 対象論文:Local input-to-state stability analysis on compact set for disturbance observer-based uncertain multivariable nonlinear control systems
(和訳「不確かさをもつ非線形多変数システムに対する外乱オブザーバに基づいた制御システムのコンパクト集合上での局所入力状態安定性の解析」)
https://onlinelibrary.wiley.com/doi/full/10.1002/rnc.5711(DOI:10.1002/rnc.5711)
 
 概要:あらゆるシステムを動かす際に外乱(摩擦など)の影響で、理論とは異なる動きが生じます。そこで、システムを目標に近づけるために、外乱を推定し、制御することが必要となります。この論文では不確かさをもつシステムに対して、リアプノフ関数を用いて安定性を解析し、従来よりも対応できるシステムの幅を広げることに成功しました。具体例として、ロボットアームを取り上げ、解析手法の有効性を示しています。
証明書名:Top Downloaded Article(Wiley社の学術雑誌「International Journal of Robust and Nonlinear Control」の掲載論文で2021年の1年間に最も多くダウンロードされた)

 松野教授の専門分野はロボット工学、制御工学、レスキュー工学です。生物から学び、生物を超えるロボットを研究しています。阪神淡路大震災をきっかけに災害対応に役立つレスキューロボットシステムの開発を始めました。ヘビの動きに学んだヘビロボットや、複数のロボットがアリの群れのように動くアリロボットなどがあります。東日本大震災や西日本豪雨では、ロボットを用いた被災地の建物調査にも取り組みました。ヘビロボットはドイツの公共放送(DW)にも取材されています。

 
内容に関するお問い合わせ


大阪工業大学 工学部電子情報システム工学科 教授 松野文俊
TEL: 06-6954-4306(不在の場合は広報室へ)

 
本件発信部署・取材のお申し込み先


学校法人常翔学園 広報室(担当:石村、上田)
TEL:06-6954-4026 Koho@josho.ac.jp

【№1】

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