9月6日から9日に三重大で行われたThe SICE Annual Conference 2023（SICE2023）でロボット工学科の野田哲男教授が計測自動制御学会から「フェロー」の称号を授与されました。この称号は、研究・開発・教育啓蒙・管理運営その他の活動を通じて、本会の関与する分野の学問技術の発展に顕著な功績のあった会員を顕彰するために設けられた「フェロー制度」により、第35回のフェローを決定。三重大で開催されたSICE2023で授与されました。（2023年9月8日）

　野田教授は、ロボット化困難作業を自動化するための知能化技術を用いた産業用ロボットシステムに関する研究開発において、3秒台／個を達成したばら積み部品供給作業ロボット化のシステム的解法や自律システムアルゴリズムなど多数の内外論文賞に裏打ちされる学術業績、またFA・ロボット分野等の新製品企画開発上市・内外多数の特許登録・技術賞などの技術業績があります。近年システムインテグレーション（SI）学理の探究に取り組んでおり同学会当該部会を主宰しています。
　国・業界団体・複数学会の役員・代議員・委員を歴任、産官学連携研究開発活動、WRSものづくり競技における安全ルールの運営、高校生向け啓発イベントも推進するなど、各種個人賞や団体賞により評価されています。同学会の運営について役員・本部委員会主査・SI部門長・SI部門講演会実行委員長・部会主査などを歴任し、部門講演会OS創設・会誌特集号編纂・解説記事寄稿・セミナー講師など、本会の発展に寄与する多大な貢献がありました。