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大工大エンジュニアが競基弘賞 奨励賞アイデア賞を受賞
2021.01.18
1月13日、第十六回競基弘賞の授賞式がオンラインで行われ、モノラボロボットプロジェクトの大工大エンジュニアが、「2020レスキューコンテスト奨励賞 アイデア賞」を受賞しました。
竸基弘賞は、阪神・淡路大震災で亡くなった神戸大大学院生の竸基弘(きそい・もとひろ)さんの志を継承しようと、レスキューシステムの若手研究者を表彰し、研究開発を奨励することを目的とした賞です。国際レスキューシステム研究機構(以下、IRS)の事業のひとつとして、2005年1月から始まり、2009年度からは工学系の学生を対象にした竸基弘賞「奨励賞」が新設され、「レスキューロボットコンテスト」「計測自動制御学会SI部門講演会」参加学生を対象に選考と授賞が行われています。
大工大エンジュニアは、「レスキューロボットコンテスト」に毎年参加しており、2011年、2015年、2019年にレスキュー工学大賞を受賞。3度の大賞受賞という大会史上初の快挙を成し遂げています。しかし、今年度はコロナ禍のため、同コンテストが中止に。8月本選のファーストミッションの結果を踏まえた競基弘賞奨励賞の選考も実施できない状況でしたが、IRSからの申し出によりレスキューロボット実行委員会内に選抜委員会が設置され、参加申し込みのあった20チームの中から応募書類審査により、5チームがIRSに推薦されました。そこから更にIRSで選考が行われ、2チームに奨励賞のアイデア賞とスピリット賞がそれぞれ贈られました。本チームは、瓦礫撤去アームや自律搬送ロボットなどの自動化に関する独創的なアイデアが評価されました。
レスキューロボット実行委員会の横小路泰義委員長からは、「大阪工業大チームは毎年、ここまで出来るのかと高い技術力を見せてくれます。それは、たゆまぬ改善と練習の結果だと思います。これからも新技術へのチャレンジを期待しています」と称賛の言葉がありました。授賞式に出席したリーダーの小林流我さん(ロボット工学科3年)は、「私はこの大会が最後になりますが、後輩たちには更に素晴らしいロボットをつくってほしい」とエールを送りました。
大工大エンジュニアの受賞記念講演はこちらから視聴できます(約6分30秒)