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2020年度ひらかたアイデアソン・ハッカソンプロジェクト「ヒラソン」のアイデアソン成果発表会をオンラインで開催

2020.11.17

  • 6班が試作したシステムで浮世絵風に変換した画像 6班が試作したシステムで浮世絵風に変換した画像
  • 意見を交わしながらアイデアを練り上げる6班のメンバーら 意見を交わしながらアイデアを練り上げる6班のメンバーら
  • 観光船「淀川浪漫紀行」のスタッフにヒアリングする学生ら 観光船「淀川浪漫紀行」のスタッフにヒアリングする学生ら

 11月11日、本学情報科学部は枚方市役所、北大阪商工会議所と、地域課題解決プロジェクト「Hirathon(ヒラソン)」(協賛:ソフトバンク、後援:情報通信研究機構)のアイデアソン成果発表会をオンラインで開催しました。
 
 本取り組みは産官学が連携・協力し、持続可能な社会を実現するために健康や街づくり、防災などの地域課題に対して学生らが主体となって課題解決を目指すプロジェクトです。19の班に分かれた約70人の学生らは、9月2日のキックオフミーティングで提示された4つの課題の中から1つを選択し、約2カ月半かけて課題を提示した企業・団体へのヒアリングやフィールドワークなどを重ね、11月11日にまとめ上げたアイデアを発表しました。発表会では本学の教員やソフトバンク、情報通信研究機構の職員の他、企業・団体などの課題提示者が審査員を務め、「貢献度」「独創性」「完成度」「波及効果」「計画」の5項目について評価を行いました。
 
 最優秀賞に選ばれたのは、撮影した写真を現存する枚方市の資料をもとに浮世絵風に加工するアプリを提案した6班の「画像処理による浮世絵変換システム」です。同班は、天満橋の八軒家浜船着場と枚方船着場を結ぶ観光船「淀川浪漫紀行」に着目。江戸時代に主要な運搬・輸送手段であった舟運を枚方市の観光資源としてPRすることを目指したアプリを提案しました。同アプリは風景などを撮影すると、AI(人工知能)が画像内の物体を認識。画像の一部を枚方市オリジナルの浮世絵風に加工できるもので、現代と過去の景色が混在した不思議な写真を作り、それをユーザーがSNSに投稿して話題を呼ぶことを狙っています。“コロナ禍で観光船に乗船できなくても楽しめるものを”との思いからアイデアを練り上げた同班のリーダーの森彩音さん(情報メディア学科3年)は、「最優秀賞に選ばれて自信がつきました。社会実装にはまだまだ課題がありますが、活動を楽しみながら開発していきたいです」と次に続くハッカソンへの意気込みを語りました。
 
 また、優秀賞には3班の「観光アプリ(ひらさんぽ)を用いた観光関係データの取得」、7班の「百済寺の三次元復元」、4班の「環境発電IoTを利用した地域防災」が選出され、いずれもビッグデータやSNSなどの情報通信技術を駆使し、課題を解決するアイデアを発表しました。
 
 最優秀賞
  6班「画像処理による浮世絵変換システム」
 優秀賞
  3班「観光アプリ(ひらさんぽ)を用いた観光関係データの取得」
  7班「百済寺の三次元復元」
  4班「環境発電IoTを利用した地域防災」
 NICT賞
  14班「環境発電IoTを利用した地域防災」
 ソフトバンク賞
  12班「上空の映像によるゲリラ豪雨予測~五六市等への適用検討~」
 
 今後は、実際の運用を想定したシステムやアプリの開発を行うハッカソンを実施。来年1月中旬に開催予定の成果発表会に向けてアイデアを形にしてく、実践的な経験を通じ、学生の更なる成長を促します。