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工学部

電気電子システム工学科 パワーコントロール研究室


再エネ電源の新たな制御手法を研究します
太陽光発電や風力発電などの再生可能エネルギー(再エネ)を電力系統に大量導入するためには様々な課題が残されています。パワーコントロール研究室では、エネルギー問題の解決を目指して再エネ電源に関する様々な研究を行います。例えば太陽光発電の研究では、大量の太陽電池をシンプルかつ効果的に協調運転する新しい制御手法を検証しています。風力発電の研究では、風速変動による発電電力低下を改善するための新たな制御パターンを機械学習により探索します。また、これらの再エネ電源を電力系統内で効率的に利用するためのスマートグリッドに関する研究も行います。


再エネ電源の新たな制御手法を研究します

主な研究テーマ

  • 直流スマートグリッドの研究
  • 太陽光発電システムの研究
  • 風力発電システムの研究

指導教員

又吉 秀仁 講師 (マタヨシヒデヒト)

専門分野

  • スマートグリッド
  • 太陽光発電
  • 風力発電

教員メッセージ

「再生可能エネルギー電源の良い点は何でしょうか?」と学生さんに質問すると、色々な答えが返ってきます。「自然エネルギーは無尽蔵に得られるので枯渇することがない」、「二酸化炭素を排出しないので地球温暖化を防ぐ」、「クリーンで安全」、「災害対策になる」などなどです。しかし「ではなぜ現在、再生可能エネルギー100%の電力系統ではないのでしょうか?」と質問すると、答えるのに少し苦戦してしまいます。答えはたくさんあるのですが、正確に答えるには幅広く深い知識が必要です。
近年では再生可能エネルギーの大量導入に伴う問題が明らかにされ、その解決手段が世界中で提案されています。進歩が著しいこの分野では様々なアイデアやチャレンジが必要です。是非一緒に学んで、挑戦してみましょう。

この研究がかなえる未来

2050年には再生可能エネルギーによって日本の発電電力量の50~60%を補うことが日本政府によって検討されています。今後の更なる再エネ電源導入に向けて、私たちの研究室では次世代電力系統の構成設計や効果的な電力マネジメント手法の検証、低価格かつ高効率な制御システムの開発を行っています。これらの研究は持続可能で豊かな社会の実現に貢献します。

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