経営システム論Ⅱ(データサイエンス学科、情報システム学科)では、実践的にマネジメントを学修するために、さまざまな業種の企業による講義を4回計画しています。その第2回目として11月20日(木)に、講義担当の貝原先生からのお声がけにより、神戸製鋼所・技術開発本部・デジタルイノベーション技術センターの山本優輝氏に「システム最適化技術の実工場への応用」と題して講義をしていただきました。
講義では、神戸製鋼所のデジタルイノベーション技術センターにおける活動状況や研究開発内容についてのご紹介の後、製造業における情報システムの事例として、「プロダクトミックス最適化」、「受注と原材料の最適な引当」、「受注変動環境下での適正半製品在庫保有戦略検討」、「機械系部品製造工場の進捗管理」に関する説明がありました。これらの話の中では、システム最適化技術や生産シミュレーション技術が実際の現場にどのように適用されているかについて、実際の情報システムとして現場利用に至るまでの苦労話も交えながら、分かりやすく紹介されました。講義終了後だけでなく単元ごとに質問時間が設けられ、学生からも多くの質問があり、製造業における情報システムについて肌感を持って具体的に理解するとても良い機会になりました。



