経営システム論Ⅱ(データサイエンス学科、情報システム学科)では、実践的にマネジメントを学修するために、さまざまな業種の企業による講義を4回計画しています。その第3回目として12月11日(木)に、第2回目と同様、講義担当の貝原俊也教授からのお声がけにより、ライオン株式会社・サプライチェーン企画本部の原昌史氏に「サプライチェーンと情報技術」と題し、オンライン形式による講義をしていただきました。
講義では、サプライチェーンの概要やその管理技術であるサプライチェーンマネジメント(SCM)の定義から始まり、SCMの実務で用いられている情報技術について、分かりやすく説明されました。その後、サプライチェーンにおける情報技術を用いた取り組みの事例として、「需要予測と実務適用」、「戦略的在庫管理による在庫適正化」、「在庫配置最適化による物流費コストダウン」に関する説明がありました。これらの中では、SCMを考える上で基本となる全体最適化の考え方や、データサイエンス技術の具体的な取り組みや重要性について、現場適用の難しさを交えながら、分かりやすく講述されました。
講義終了後だけでなく講義の中でも数回の質問時間が設けられ、学生からも多くの質問があり、サプライチェーンにおける情報技術について具体的に理解するとても良い機会になりました。



