大阪工業大学では、2025年10月4日(土)・5日(日)に大宮キャンパスで開催される「第81回魚類自然史研究会」にあわせ、絶滅危惧種の淡水魚、イタセンパラとアユモドキが水槽展示されます。
・イタセンパラ
淀川のシンボルフィッシュとも呼ばれますが、2006年には城北ワンドから姿を消しました。その後、2013年に飼育個体を放流することで復活を果たしたものの、2022年秋を最後に再び姿を消しており、今回の展示は再生への機運を高める重要な機会となります。
・アユモドキ
1997年までは淀川での生息記録がありますが、現在は京都・亀岡地域などごく限られた場所にのみ生息しています。近年、人工繁殖の研究が進められています。
いずれの種も国の天然記念物で、環境省のレッドリストで絶滅危惧IA類(絶滅の危険性が極めて高い種)に指定されており、文化庁と環境省の許可を得ないと展示ができません。これら希少な魚を、淀川城北ワンドに隣接する大阪工業大学大宮キャンパスで実際に観察できる貴重な機会です。
展示期間:2025年10月4日(土)12時頃〜17時頃まで、10月5日(日)9時〜13時頃まで
展示場所:6号館14階
同じフロアで魚類自然史研究会が開催されます。
魚類自然史研究会への参加申込み等、詳細については以下の外部サイトをご覧ください。
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アユモドキ(1971年 城北ワンド)写真提供 河合典彦 -
イタセンパラ(2019年 城北ワンド)写真提供 河合典彦