工学部応用化学科が国立台湾科技大学で国際PBLプログラムを実施
大阪工業大学応用化学科は、2025年8月7日から12日にかけて、国立台湾科技大学(台湾・台北市)で国際PBL(Project Based Learning)を実施しました。本学からは14名の学生が参加し、台湾科技大学の学生19名に加え、インドネシアの複数大学(Institut Teknologi Sepuluh Nopember、Widya Mandala Catholic University、Gadjah Mada University)からも学生が加わり、総勢39名での国際的な協働学習となりました。
プログラムでは、「科学技術を利用して持続可能な開発や社会課題を解決するには」を共通テーマに、国際混成10チームが課題解決に挑みました。
活動に先立ち、台湾科技大学の朱建威助教による 「Functional Polymers for Smart Coatings: Surface Modification and Characterization」、蕭偉文助教による 「Fluorescent Nanodiamonds in Analytical and Biological Sciences」 と題した講演が行われ、高分子の合成や利用、蛍光ナノダイヤモンドに関する先端研究について学びました。これらの講義を出発点として、学生たちは連日夜遅くまで議論を重ね、英語での最終成果発表へとつなげました。
最終日には各チームが5分間の英語プレゼンテーションを実施し、教員による審査の結果、優秀チームが表彰されました。
参加学生からは、「専門的な内容を英語で議論することで大きな刺激を受けた」「異なる文化背景を持つ学生との交流が研究への姿勢を見直すきっかけになった」といった声が寄せられました。
本プログラムは、台湾科技大学の学生が企画から運営まで主体的に取り組んだもので、その周到な準備と実行力は本学学生にとって大きな刺激となりました。
また、多様な国籍やバックグラウンドを持つ学生との協働を通じて、国際的な視野や自発的に学ぶ姿勢を培うことができました。
担当教員:
大阪工業大学:下村 修(応用化学科教授)柏原 航(応用化学科特任講師)
国立台湾科技大学化学工学科:朱建威助教、蕭偉文助教、何明樺教授
Institut Teknologi Sepuluh Nopember :Raden Darmawan博士
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グループごとに発表 -
修了証授与 -
閉会式