工学部応用化学科が国立台湾科技大学で国際PBLプログラムを実施
大阪工業大学工学部都市デザイン工学科は、2025年8月24日から30日にかけて、国立台湾科技大学(台湾・台北市)で国際PBL(Project Based Learning)を実施しました。本学からは学生10名、台湾科技大学からも10名の学生が参加しました。
国立台湾科技大学とのPBLプログラムは2014年度から実施しており、今年で9回目となりました。プログラムのテーマは「柱部材モデルの耐震設計・製作」。両大学の学生が混成チームを作成し、指定された材料のみを用い、共通の制約条件の下で柱部材モデルを設計・製作し、加振実験により耐震性を検証しました。事前学習でルール等を説明していたこと、また、台湾科技大学側の参加学生全員が1 年次に同様の課題を経験済みであったことから、各チームで創意工夫に富んだモデルが見られました。
参加学生からは、「想定どおりの形・性能に仕上げる難しさを実感しました。安全性・実用性に加え、材料を使いすぎない環境配慮や社会との調和(デザイン性)も重要で、作業前にチーム内で完成イメージを共有する大切さを強く感じました」「言語の壁に不安はありましたが、協働する中で助け合い、自然と信頼関係を築けました。活動外での交流を通じて相互理解も深まり、共同作業がより円滑になりました。専門知識だけでなく、人とのつながりを大切にする姿勢が良い成果につながると実感しました」と言った声が寄せられ、本プログラムは専門性の向上と国際的視野の涵養に大きく寄与しました。
担当教員:
大阪工業大学:藤本 哲生(都市デザイン工学科准教授),西堀 泰英(都市デザイン工学科准教授)
台湾科技大学:Ting-Yu Hsu (Professor, Department of Civil and Construction Engineering),Pei-Ching Chen (Professor, Department of Civil and Construction Engineering)
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台湾桃園国際空港到着時の集合写真 -
モデルの製作 -
閉会式での集合写真



