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【本件のポイント】 |
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㊧3つのロボットを組み合わせたMCD。現場に到着すると上に乗るクローラロボットが分離し、偵察に向かう㊨ホース設置ロボットは、くみ上げと排水の2本のホースを伸ばして作業する
河道閉塞は地震や豪雨が引き金となり、地滑りやがけ崩れが起き、土砂や土石流が川をせき止める現象です。「土砂ダム」とも呼ばれています。上流側に水がたまることで家や田畑が水に浸かったり、たまっていた水が一気に決壊したりすることで下流に土石流を押し流し、二次被害につながる危険もあります。2024年1月に発生した能登半島地震では、河道閉塞が14カ所発生しました。同年9月の豪雨後には半数の7カ所で土砂が消えており、豪雨により流出して下流域の被害が拡大した可能性が指摘されています。また、今年9月に台湾東部で多くの死者・行方不明者を出した水害も、2カ月前に別の台風でできた河道閉塞が決壊したことによるものでした。
河道閉塞は山間部で起きるため、大型の重機を搬入することは困難です。大須賀教授らは、ヘリコプターで運搬可能な1t程度の小型機材をコンテナに収納して運び入れ、状況に応じて機材を組み替えて異なる作業を行えるようにしました。今回のデモでは4種類のロボットを使い、偵察と排水という2種類のデモを実施します。
本研究は内閣府・科学技術振興機構が推進するムーンショット型研究開発事業・目標3「多様な環境に適応しインフラ構築を革新する協働AIロボット」の一環で、「河道閉塞対応を支える技術」として取り組んだものです。
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河道閉塞の様子。川の流れが土砂でせき止められ、上流側に水がたまる(資料提供 NPO法人土砂災害防止広報センター)
今回のロボットを動画で紹介しています。以下のURLからご覧ください。
■内容に関するお問い合わせ先
大阪工業大学 ロボティクス&デザイン工学部 ロボット工学科 教授 大須賀公一
TEL:06-6147-7968(不在の場合は広報室へ)
■本件発信部署・取材のお申し込み先
学校法人常翔学園 広報室(担当:石村、上田)
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