画像情報処理研究室に所属する学生4名が、2026年3月10日~3月13日に九州産業大学で開催された2026年電子情報通信学会総合大会および2026年3月16日~3月19日に広島大学で開催された国際会議 The 9th IIEEJ International Conference on Image Electronics and Visual Computing (IEVC 2026) で研究成果を発表しました。
学部4年の松下君は電子情報通信学会総合大会において、医療画像の眼底画像を対象とし、少ない学習コストで効率的な生成モデルのファインチューニングを行い、有効なデータ拡張手法を提案しました。拡散モデルを利用することで、従来手法に比べて学習時間を大幅に減少させることができました。
学部4年の小濱君は電子情報通信学会総合大会において、LLMを用いて被災者ペルソナを動的に生成する対話訓練システムについて発表しました。本システムでは、ボランティアが多様な被災者心理を疑似体験し、対話スキルの向上を図ることが可能な環境の提供を可能としました。
博士前期課程1年の東さんは、電子情報通信学会総合大会のジュニア&学生ポスターセッションにおいて、歩行環境に存在する障害物の危険度や意味が、その種類だけでなく周囲の環境や配置状況によって変化する点に着目し、意味理解に基づく安全な案内経路推定について報告しました。VLMによる状況推定により、周辺環境全体を考慮した安全な案内経路推定が可能であることを示しました。
博士前期課程2年の高野さんは、電子情報通信学会総合大会では顕微鏡細胞写真(WSI) を対象として、専門医によるアノテーションが必要な難易度の高い画像をスクリーニングするために、各医療画像のアノテーション付与の難易度を推定する手法を提案し、IEVC2026では、難易度の正解アノテーションを複数名の被験者によって付与した結果について報告しました。
いずれの発表において活発な議論がなされ、今後の研究活動に有益な経験となりました。
小濱 琉生, 西口 敏司, “感情ステート管理エンジンを搭載した被災者AI エージェントによるボランティア訓練システム,” 2026年電子情報通信学会総合大会, H-3-13, 2026年3月.
松下 勇斗, 西口 敏司, “拡散モデルを用いた眼底疾病画像データセットの拡張,” 2026年電子情報通信学会総合大会, D-12-36, 2026年3月.
東 穂澄, 西口 敏司, 豊浦 正広 “視覚障がい者の単独歩行のための案内経路推定,” 2026年電子情報通信学会総合大会, TPO-1-70, 2026年3月.
高野 菜々, 西口 敏司, 豊浦 正広, “WSIに対するアノテーション付与の難易度推定,” 2026年電子情報通信学会総合大会, D-16-03, 2026年3月.
Nana Takano, Satoshi Nishiguchi and Masahiro Toyoura, “A Method for Classifying Annotation Difficulty in Whole Slide Images,” Proc. IIEEJ International Conference on Image Electronics and Visual Computing (IEVC), S6-6, 2026-3.



