7月14日、枚方キャンパスのDXフィールドにて開催された「夏の防犯教室」で、情報メディア学科の佐野睦夫教授が特別講演を行いました。
この防犯教室は、枚方警察署管内防犯協議会と北大阪商工会議所の共催により実施されたもので、2025年3月8日に本学・北大阪商工会議所・他2者との間で締結された「社会課題解決のためのDX推進に関する連携協定」に基づき、本学DXフィールドで開催される運びとなりました。
佐野教授は特別講演として、社会における防犯対策へのDXの活用事例について紹介したほか、本学情報メディア学科インタラクションデザイン研究室の学生が「ソリューションデザイン学生プロジェクト」で提案した「震災避難訓練アプリ」や「どこでもボイスポリス」など、地域課題の解決を目指すアプリ開発について実例を交えて講演を行いました。さらに、防犯対策においてはAIの活用のみならず、地域コミュニティの重要性にも言及し、自身の研究領域でもある認知能力の観点から、「運動しながら頭を使う」ことの大切さを述べ、それを可能にする手段として地域での定期的なイベントの開催や、防犯講習の導入を通じて、地域全体の防犯意識を高めていく枠組みを提案しました。
当日は、枚方地区事業場防犯協会に加入する22名の会員の方が参加され、佐野教授の講演に続き、DXフィールドの見学も実施しました。見学では、DXフィールドで実現可能な学びの形について、直接説明を行いました。
閉会時にあたり、橘副会長より「犯罪が減るようにAIを活用した研究が進むことを願っています」と謝辞が述べられました。
-
特別講演の様子 -
DXフィールドの活用について参加者に設営する佐野教授