9月10日(月)、大阪工業大学および設置法人である常翔学園の共催により、「2025年度 常翔学園教育フォーラム 兼 第34回FD・SDフォーラム」を開催しました。
本フォーラムは「大阪工業大学における高大接続の取り組みについて」をテーマに、対面(大宮キャンパス3号館321教室)およびオンライン(Microsoft Teams)を併用したハイブリッド形式で実施し、当日は、本学教育センター所属の平野裕一先生と、教務部長の椋平淳先生にご講演いただきました。
平野先生の講演では、「物理に関する大学初年次教育について」をテーマに、高校での教育の実態と本学における初年次教育の現状をふまえ、高校教育に精通し、大学でも教鞭を執る立場からの実践事例や考察が共有されました。大学教育の今後において重要となる視点や取り組みについて、実際の科目「物理学」の学生の成績の統計結果を含め、具体性に富んだご説明をいただきました。
椋平先生からは、「高大接続プログラムについて」をテーマに、本学が学園外協定校の高校生向けに実施している高大接続プログラムの概要および、その成果と関連づけて行われた2025年度AO入試(高大接続型)の結果についてのご紹介がありました。これらの実践から見えてきた高校・大学間のより有機的な接続のあり方について、多角的な考察が示されました。
いずれの講演も、高大接続や初年次教育という、大学にとってますます重要性が増すテーマに関するものであり、今後の大学の発展や教育の質の向上に大いに寄与する内容でした。
当日は、共催校である摂南大学、広島国際大学、常翔学園中学校・高等学校、常翔啓光学園中学校・高等学校の教職員、また学園本部からも参加者があり、学園全体として非常に有意義な学びの機会となりました。
今後も、学生をはじめとするすべての関係者の期待に応えられるよう、学園全体が一体となって教育・研究のさらなる充実と質の向上に取り組んで参ります。