10月4日、京阪本線・枚方市駅前の広場「ニッペパーク岡東中央」周辺で開催された「枚方まつり2025」において、本学情報科学部情報メディア学科の視覚情報処理研究室(指導教員:河合紀彦准教授)の学生たちが、枚方市役所文化財課と連携し、「江戸の枚方宿『鍵屋』体験Webシステム」を出展しました。
本取り組みは、情報科学部が北大阪商工会議所と共催で実施している「ソーシャル・オープンイノベーションチャレンジ(略称:ソイチャレ)」の一環です。今年度は、江戸時代に淀川沿いの宿場町として栄えた枚方宿「鍵屋」を題材に、当時のくらわんか舟や三十石船などの情景をAR/VR映像で再現し、スマートフォンやタブレットのWebブラウザ上で体験できるアプリの開発を進めています。
当日は、枚方市文化財課が出展していた体験型ゲームとの合同ブースとして展示を行い、雨天にもかかわらず300人を超える来場者でにぎわいました。ゲーム参加者を中心に開発中のAR/VRシステムを体験してもらい、鍵屋資料館の窓から淀川を眺める仮想映像を楽しむ姿が見られました。出展に参加した学生は、「『すごい!』と言ってもらえたり、小さい子どもも笑顔で楽しんでくれたりして嬉しかったです。鍵屋資料館の知名度が思っていたよりも高いこともわかり、チャレンジコンテストに向けて、もっとすごいものを作りたいと思いました」と意欲を見せていました。
今後は、2026年1月に開催予定のソイチャレ・チャレンジコンテスト(ハッカソン)に向けて、今回の体験者からの意見や感想をもとにWebアプリの改良を進め、完成度をさらに高めていく予定です。
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「枚方まつり2025」に出展した学生ら -
来場者にAR/VR技術を説明する学生 -
AR/VR技術を体験する来場者