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ニュース 米国ポモナ大学とワークショップを実施しました

トピックス トピックス ロボティクス&デザイン工学部.ロボット工学科
 2月24日、ロボット工学科生活支援ロボットシステム研究室(指導教員:廣井富 教授)の学生ら5人と米国ポモナ大の学生ら8人(指導教員:歴史学科 Angelina Chin<アンジェリーナ・チン>教授)が「生活を支援するTechnology」をテーマにオンラインでディスカッションを行いました。
 
 まず、ポモナ大学の学生から「生活を支援するTechnology」についての発表が2件ありました。

 同研究室の学生らは、「いいね体験」を共有するAI対話ロボットについて発表を行いました。このロボットは、離れて暮らす家族間の新しいコミュニケーションツールとして開発されました。普段、離れて暮らす家族の生活状況などを知る手段としてはSNSが主流ですが、「SNS疲れ」「情報疲れ」が社会問題になっており、また、高齢者などは複雑なアプリケーションに不慣れである課題があります。そこで本システムは離れて暮らす家族のそれぞれの場所にAI対話ロボットを設置し、ロボットとの対話を通じて日常の出来事などを対話履歴として蓄積。1週間分のロボットとの対話履歴を要約して、相手方のロボットに送信するシステムを構築しました。相手方のロボットは、送信された内容を自動的に読み上げるのではなく、相手方もロボットとのコミュニケーションを通じて、家族の状況を知ることができます。また、本システムは「いいね体験」を共有することが目的であるため、AIが対話内容からポジティブな内容のみを抽出できるようにプログラミングしています。

 昨今は友人や家族、SNSなどにも打ち明けづらい悩みを抱えている人が増加しており、それらの悩みをChatGPTなどの生成AIに相談するケースが増えています。この背景から、日常の出来事などを、“ロボットに話しかける”方が打ち明ける心理的負荷が少なく、容易であると考え、対話型のロボットを開発しました。心理的な抵抗感なく、さまざまなことをロボットに話すことができ、相手方にはポジティブな内容のみを送信するため、家族の「幸せ感」を向上させ、離れて暮らす家族が会うきっかけを作ってくれます。システムについて紹介した後、実際にロボットとの会話の様子についてデモンストレーションを行い、ロボットを紹介しました。

 お互いのアイデアを発表した後は、意見交換の時間が設けられており、ポモナ大学の学生からは、このシステムを称賛するコメントや、ロボットが誤った情報を相手に伝えてしまう可能性やこのロボットの機能によって対面での接触が減ることを懸念するコメントがありました。また、「ポジティブな体験だけでなく、目的が家族間の会話を促すことであれば、ネガティブな内容も伝えていいのではないか」といった意見も集まりました。本学の学生は、それらのコメント一つひとつに丁寧に回答し、活発な意見交換を行いました。

 同研究室の学生らは、「ポモナ大学のプレゼンは自分たちのアイデアの良い点と悪い点の両方について考えており、詳細仕様まで想定できているところに刺激を受けた」「中には回答に詰まる質問もあり、難しいところもあったが、いろいろな意見が聞けて楽しかった」「質問の回答を譲り合う日本人と違い、誰かが即答するアメリカ人との積極性や文化の違いを感じた」とディスカッションを振り返りました。

  • 本学学生らとポモナ大(画面内)の学生ら
  • オンラインで積極的に意見交換を行った
  • 発話者の目を見て会話するロボット