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RDクラブの成果物が学内で実証実験中です

2022.12.09

  • 茶屋町祭でのポスター発表の様子 茶屋町祭でのポスター発表の様子
  • 台車のセンサーが人を認識し追従 台車のセンサーが人を認識し追従
  • 実際の販売まで行い実装に向けた検証を行っている 実際の販売まで行い実装に向けた検証を行っている

 「RDクラブ(※)」での成果の一つが学内で実証実験を行っています。実験を行っているのは、「高齢化社会の課題解決」をテーマに本学学生ら(指導教員:ロボット工学科 廣井富准教授)とニッコーおよび日本電産シンポが開発したロボット「キャリップ」です。これは、移動販売を目的に開発したロボットで、人に追従する機能を実装しており、重い荷物を運ぶことができます。また、使用しないときは、ラックをコンパクトに収納できる点が特長で、日本電産シンポ製の無人搬送台車S-CARTとニッコーの特注ラックを組み合わせた試作機です。
 
 10月5日、同キャンパスで実際の使用を想定した実証実験を実施しました。当日のお昼休み前に、21階の食堂でお弁当をキャリップに積み込み、常翔ウェルフェアのスタッフの動きに追従して1階まで移動。コンビニ前の販売エリアに到着しました。到着後、キャリップをそのまま販売台として使用し、実際の使用を想定した動きの確認のほか、問題点や課題などの抽出を行いました。スタッフからは「レジ用の棚を追加してほしい」「積載量を増やしてほしい」などといった要望があり、実証実験の後、ニッコー、日本電産シンポと改良に向けた打ち合わせなどを行いました。
 
10月23日に梅田キャンパスで開催した茶屋町祭(学園祭)でポスター発表をし、ロボティクス&デザインセンター長賞2位を受賞しました。リーダーの赤松優介さん(同学科1年)は「今後、常翔ウェルフェアでの実装を目標にし、高齢者施設、医療施設、COVID-19など感染対策のために移動が制限される場所などでの活用を目指します」とコメントしています。
 
 
※RDクラブ
梅田キャンパスのロボティクス&デザインセンターで産学連携プロジェクト活動を行う課外活動団体。ユーザー視点で新製品・サービスのアイデアを創出する手法「デザイン思考」を用いて地域や企業が抱えるリアルな課題の解決を目指します。